美容で話題のシリカにはどんな効能があるの？おすすめの摂取方法は？

美容に良いとされる成分は様々ですが、良いと言われるものは積極的に取り入れたいですね。

しかし薬品や添加物という形ではなく、自然にあるものを自然な状態で摂取できればより安心。

そんなナチュラルビューティーを目指す方の間で、最近話題となっているのが「シリカ」です。海外のセレブの間でも話題となっているものですし、自然な形で取り入れたいと思いませんか？

そこでシリカとはどういうものなのか、その効能や摂取方法についてまとめました！

シリカとは？

シリカとは聞きなれない言葉ですが、自然界にあるミネラルの一種。

二酸化ケイ素・無水ケイ酸とも呼ばれ、土壌や岩石・粘土のなかに含まれています。このケイ素が結晶化すると、石英と呼ばれる鉱物に変化。

砂の中に透明な物体が混ざっていることがありますが、これが石英なんですよ。

天然のミネラル成分であるシリカですが、私達の体を構成するのに欠かせない成分。

シリカはお肌・爪・髪・骨や関節・血管・歯にとって、とても重要な成分であります。特にお肌に多く含まれ、美肌を形成するにはシリカは欠かせません。

しかしシリカは体内で生成することができず、食事などで補う必要があります。

そのためシリカ不足になりやすく、これが健康や美容を損ねる要因ともなります。

シリカの効果で見逃せないのは、コラーゲンの生成に欠かせない成分である点です。コラーゲンはタンパク質の一種で、お肌の保湿性が高まり弾力性を持たせる効果が。

しかしコラーゲンは年齢とともに少なくなる傾向があり、体内での生成量も減少してしまいます。

そこでシリカを摂取することで、コラーゲンの生成を手助けすることが可能。お肌のコラーゲンが増えることで、年齢に負けないプルプル素肌となるんですよ。

コラーゲンが必要なのは、お肌だけではありません。

髪の主成分はタンパク質で、コラーゲンが増えることでいきいきした髪が生えやすくなります。

また爪の主成分はカルシウムと思われがちですが、実は主成分はタンパク質。

やはりコラーゲンが美しい爪づくりに重要なので、爪にもシリカが必要となります。

実は骨が作られる際に、コラーゲンが糊のような役目を果たしています。コラーゲンの周りにカルシウムが付着することで、丈夫な骨を形成。しかし年齢とともにコラーゲンが減少すると、骨がもろくなりがち。

そのためコラーゲン生成に欠かせない、シリカの存在が重要となるのです。

また年齢とともに関節が曲げにくくなるのは、軟骨がすり減ってしまうのが主な原因。軟骨もまたコラーゲンが必要としており、多く生成されることで軟骨の柔軟性が保たれるんですよ。

シリカの摂取量は、１日に10㎎程度が望ましいと言われています。

そのためには毎日の食事の中で、シリカの含有量が多い食べ物を摂取したいところ。

食物全般で見ていくと、穀物類と野菜類・海藻類にシリカは比較的多く含まれています。

100g当たりでみた場合、次の食物がおすすめです。

キビ　　　…500㎎
小麦　　　…160㎎
ジャガイモ…200㎎
わかめ　　…4.8㎎
青のり　　…62㎎

しかしシリカ摂取のためだけに、一つの食物だけ食べるのは栄養上おすすめできません。

白米から雑穀米に切り替えた上で、様々な食品をバランスよく食べることが大切ですね。

食事以外でシリカを摂取する方法としては、ミネラルウォーターの利用が挙げられます。

ミネラルウォーターには「軟水」と「硬水」の二種類があり、シリカ摂取には硬水が最適。

日本で採取された水は土壌の関係でミネラル成分が少なく、口当たりのまろやかな軟水がほとんど。一方でヨーロッパで採取された水は、土壌の関係でミネラルが豊富な硬水が多くなります。

ですので海外産で「硬水」と書かれたミネラルウォーターを毎日飲むことをおすすめします。

硬水はシリカを始めとしたミネラル成分が豊富ですが、口当たりが硬く飲みづらいと感じることも。最初から大量に飲むのではなく、少しずつ飲んで口を慣らしていく事も大切です。

シリカは私達の体に欠かせないミネラル成分で、髪やお肌・骨などと密接な関係があります。不足することでコラーゲン不足を招いてしまい、お肌の潤いが失われたり骨が弱ってしまいます。

これらを防ぐためにはシリカの摂取が欠かせませんが、その方法は毎日の食事に気を配ること。一度に大量に摂取するよりも、少量ずつでもいいので毎日食事やミネラルウォーターから摂取しましょう。

バランスの良い食事は健康への第一歩。シリカを意識することをきっかけに始めたいですね！