栄養価が高い緑黄色野菜で、食卓やお弁当の彩りも良くなって、いろいろな料理の付け合わせに重宝する「ブロッコリー」。子供にも積極的に食べさせたいですよね!
でも、ブロッコリーは調理前に正しく洗う必要があるって、知っていますか?知らなかった私は理由を調べてみてショックでした・・。
ブロッコリーの正しい洗い方と保存方法についてまとめてみました。
ブロッコリーを水で軽く洗うだけではダメなの?
ブロッコリーって、洗いにくいですよね。水をはじくし、房の部分が密集していてどこまで洗えているかよくわからないし。
それで、水でサーっと洗い流すだけという方も多いと思うのですが、それはNGなんです。
ブロッコリーの房は細かい蕾の集まりなのですが、実はこの部分にほこりや虫がいっぱい入っているそうなのです。
特に有機のブロッコリーの中にはアブラムシやヨトウムシ、小さなコバエのような虫がいることが多いとのこと。これは衝撃的ですね!
ブロッコリーの蕾は密度が高く、一度ほこりや虫が入り込むとなかなか出てきません。
そこで、ほこりや虫をしっかりと外に出すための、正しい洗い方をすることが必要になってくるのです。
ブロッコリーの正しい洗い方
ブロッコリーからほこり・虫を追い出す洗い方をご紹介します!
- ブロッコリーが入る大きさのビニール袋
- 塩または重曹
ブロッコリーを水につける。
ブロッコリーの房を下にしてビニールビニール袋に入れ、房部分がすべてつかる量の水道水と、塩または重曹小さじ半分を入れて混ぜる。房を下にすることで、房を完全に水につけておくことができます。
またビニール袋は、スーパーのもののような持ち手付きの袋を使うとシンクの蛇口に掛けて吊るしておくことができて便利ですよ。
そのまま20分放置する。
20分ほどおくと、ブロッコリーの蕾が開いてほこりが出やすくなります。そして、潜んでいた虫も水につけられて苦しくなり、出てきます。
きれいな流水で洗う
ほこりなどの出たビニール袋の水は捨て、念のため水を張ったボールの中でブロッコリーを振り洗いします。最後に水道水で洗い流します。
※ブロッコリーの茹で方。基本ですが、もう一度おさらいしておきたいですね!
「【お料理レシピ】美味しいブロッコリーの茹で方~基本編~」
ブロッコリーの最適な保存方法
ブロッコリーは冷蔵庫の野菜室で保存するのが一般的ですよね。
でもその時、ブロッコリーをそのまま裸で野菜室に入れてはダメなんです。
実は、ブロッコリーの蕾の部分からは「エチレンガス」が多く放出されています。エチレンガスというのは、野菜や果物の成長を促す成熟ホルモンのようなもので、これによって野菜や果物が熟し、甘くなります。
エチレンガスはどの野菜・果物も放出していますが、ブロッコリーの放出量は他に比べてとびぬけて多く、同じ場所にあるほかの野菜や果物の成長を急激に早め、老化を進めてしまいます。
ですから、エチレンガスを放出させないよう、ブロッコリーの房部分を重点的にラップで包んで冷蔵庫で保存するようにしましょう。ぜひ、覚えておいてくださいね!
ブロッコリーは正しい洗い方と保存方法でいただきましょう
早速ブロッコリーを買ってきて、正しい洗い方で洗ってみました!おそるおそる水の中を見てみると・・。
有機のブロッコリーではなかったためか、たまたまか、虫は出ていませんでしたが、それでも小さなほこりが結構たくさん出ました。
今まではこれも食べてしまっていたのかなと思います。
でもこれからは、この正しい洗い方を知っていれば、虫やほこりを取り除いたブロッコリーを安心して食べることができると少しホッとしました。
ビタミンCやカロチン、カリウムなど栄養満点なブロッコリー。正しい保存と洗い方で、これからも美味しくいただきましょう!
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