
- 「お疲れ様です」「ご苦労様です」が適しているのかどうか、
- また代替えの言葉があるのか、
目次
「お疲れ様です」は目上の方につかっても良い?

ただ、文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」によると、自分より職階が上の人に「お疲れ様です」をつかう人が69.2%でした。実際には、世間の約7割の人が「お疲れ様です」をつかっているのですね。 実際、ビジネスマナー講座などでも「目上のひとには『お疲れ様です』と挨拶する。」と教えることが多いようです。 したがって、社内のようすを見て、まわりの先輩方が目上の方に、「お疲れ様です」と挨拶しているその場の雰囲気が自然である場合は、問題はないでしょう。
「ご苦労様です」は目上の人につかえる?
目上の方への挨拶で「ご苦労様です」をつかう人はあまり多くないでしょう。前述の文化庁平成17年度「国語に関する世論調査」でも、職階が上の人に「ご苦労様です」をつかう人は15.1%でした。 しかし、ひと昔前の1960年代頃までは「お疲れ様です」「ご苦労様です」の区別はなく、「ご苦労様です」も失礼にはあたらなかったという意見もあるのです。 「お疲れ様です」「ご苦労様です」どちらも言葉の成り立ちとしては上から下へねぎらう言葉であり、日本にはもともと下から上へねぎらう言葉はないのですが、時代に合わせて言葉のつかわれ方は変化してきているのですね。
「お疲れ様です」「ご苦労様です」の代替えになる言葉は?
「お疲れ様です」も「ご苦労様です」も相手によっては失礼な挨拶になることもある、それならこれらの挨拶に替わるものはないのだろうか、と思いますよね。 目上の方への挨拶は、ようは相手の方を気づかう気持ちが伝われば良いのですから、その場の状況にあわせて「おはようございます」「ありがとうございます」「お世話になっております」「失礼いたします」といった挨拶をすればよいでしょう。こちらの動画のようにその場にあった挨拶が出来たらいいですね。
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