雨や雪の日に、大切な本やずっと使う教科書が濡れてしまって、困ったことはありませんか?
また、机で飲み物を飲みながら本を広げていたら、こぼれて濡れてしまった!なんてことも。本をそのまま乾かすと、シワシワになったり、ページがくっついてしまったり、本当に困ってしまいますね。
そんな時は、
- どのように乾かすのが一番よいのでしょうか?
- 家にある手近なもので、本をできるだけキレイに乾かす方法はあるのでしょうか?
今回は「濡れた本の乾かし方」について、ご紹介したいと思います。
濡れた本をきれいに乾かす方法 6選
身近にあるものを使って手軽にできる方法から、手間はかかるけれど奇麗に仕上げる方法まで、6つの方法をご紹介します。
1)アイロンで乾かす
- タオルで濡れた本の水分を拭き取ります。
- アイロンを「ドライ低温」に設定します。
- 1ページずつアイロン台にのせて、当て布をしながらゆっくりとアイロンをかけます。
この方法は、濡れた状態が「部分的でそれほど重症でない場合」に有効です。
ただしアイロンの熱により、本によってはインクが溶ける可能性もあるので、注意が必要です!重要でない部分で少し試し、大丈夫かどうか確認してから開始すると安心ですね。
2)布団乾燥機を使う
- 濡れた本をジップロックなどのビニール袋に入れます。
- 布団乾燥機のノズルをビニールへ差し込み、熱風を入れて乾かします。
この方法も、濡れた箇所が「部分的でそれほど重症でない場合」に有効な方法です。
濡れ方がひどい時にこの方法を使うと、ページがシワシワになったり、膨らんだりします。濡れが部分的で、とりあえず乾かさなくてはならない緊急の時!に、有効な方法です。
3)こたつで乾かす
- タオルで濡れた本の水分を拭き取ります。
- 濡れたページに「ペーパータオル」をはさみます。
- 本の上に「まな板」などの平らな板を置きます。
- その上に「重し」をのせます。
- こたつの中で乾かします。
こたつの熱でゆっくりと水分が蒸発し、かなり元の状態へ戻すことができます。「重し」にちょうどよいものがなければ、「未開封の砂糖や塩」でも代用できます。
4)冷凍する
- 濡れた本を、冷凍保存できるフリーザーバッグに入れます。
- ジップをせずに冷凍庫に垂直にして入れます。
- 冷凍庫で24時間以上冷やした後、取り出します。
成功するかは紙質等にもより、凍った本が解凍されたら、再び濡れた状態に戻ってしまったというケースもあるようです。
もし再び濡れた状態に戻ってしまったら、もう一度、他の方法で乾かすこともできます。
最初に、一度試してみるのに良い方法かもしれませんね!
※手軽で簡単に!濡れた本の冷凍方法のやり方ならこちらも参考にしてみて!
5)ティッシュをはさむ
- はじめにタオルで濡れた本の水分を拭き取ります。
- 濡れたページに「ティッシュ」をはさみ、重しをのせます。
- 3~5分間放置します。
- 水を吸ったティッシュを新しいものに取り替えながら、乾くまで放置します。
ティッシュの他にも、キッチンペーパー、トイレットペーパー等でも代用できますよ。この方法はティッシュを替えるのに手間がかかりますが、失敗の少ない確実な方法です。
6)扇風機を利用する
- タオルで濡れた本の水分を拭き取ります。
- 濡れたページに「ペーパータオル」か「コピー用紙」をはさみます。
- 本を扇形に開き、空気が本の中を通るようにして、扇風機で風を送ります。
- 半乾きになるまで、扇風機で風を送りながら、ペーパータオルを交換します。
- 半乾きになったら、本に「重し」を平らになるように置きます。
- 乾燥するまで放置する。
この方法は、国会図書館がおすすめしている手順で、手間がかかりますが、綺麗に仕上がる確実な方法です。
まさかの冷凍!?
いかがでしたか?
濡れた本を乾かすにも、「アイロン」から「冷凍」まで、身近なものでできる方法が色々あるんですね。
濡れた本を乾かそうとする時、ティッシュをはさむ等は、自ら思いつくような気もするのですが、さすがに「本を冷凍する」には驚かされました!
成功率は微妙なようですが?とても気になります。わざわざ本を濡らすのはもったいないので出来ませんが、機会あれば、ぜひ試してみたいところ。
次回、本を濡らしてしまったらチャンス!と思い、ぜひ実験してみたいと思います。
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