ペットとして犬と共に人気の猫は、モチーフとしても人気の生き物。猫をあしらったスマホケースなど、持っている人も多いのではないでしょうか。
そんなモチーフの中で、レトロかわいいとして見直されているのが「招き猫」です。
そんな招き猫にたくさん出会える、「招き猫の日」があるのをご存知でしたか?
今回は、気になる招き猫の日の由来と、招き猫の日に行われるイベントをまとめてみました。
招き猫の日の由来は?
招き猫とは
招き猫の日の前に、「招き猫」とはどういうものかを改めて紹介します。
招き猫とは主に陶器でできた猫の置物のことで、片手あるいは両手を挙げています。
白猫や黒猫が多いですが、最近では金色やピンクの猫も見かけます。
元々招き猫は、害虫よけの縁起物として、絹糸を作る養蚕業で大切にされたもの。
しかし養蚕業が衰退した後は、商売繁盛の縁起物として商人の間で大切にされるようになりました。座布団に座って片手をあげるポーズも、商売繁盛の縁起物になってから追加されたんですよ。
ちなみに猫の色や上げる手によって、担ぎたい縁起は変わってきます。
右手をあげた場合は・・・
一般的には金運を招き、左手は人を招き入れる。
両方の手をあげた招き猫は・・・
人もお金も招き入れます。
また、猫の色に関しても、
白・・・福を招きます
黒・・・厄除けになります
赤・・・病気を遠ざける
金色・・・開運を呼び寄せます
ピンク・・・恋愛成就を招いてくれます
となっています。
9月29日は招き猫の日
招き猫の日は、「9月29日」です。
これは「日本招き猫倶楽部」と、愛知県瀬戸観光協会によって1995年に制定されました。
この日が選ばれた理由は、語呂合わせからです。
9月29日を9(くる)・2(ふ)・9(く)と読ませて、「来る福」にあやかっているんですよ。
招き猫の日に行われるイベントは
おかげ横丁の来る福招き猫まつり
毎年招き猫の日に合わせて、全国3ヶ所で「来る福招き猫まつり」が開催されます。その中でも特に賑やかなのが、三重県伊勢市の「お出かけ横丁」で開催されるイベント。
例年、9月中旬から2週間程度の期間で開催されています。
伊勢・お出かけ横丁のイベントの特徴は、観光客も参加できる踊りの披露があること。「にゃんちろりん♪総踊り」というものなのですが、愛らしくて思わず参加したくなるほどです。
また獅子舞ならぬ「猫舞」もあり、お祭り気分が更に盛り上がります。
その他には数量限定で、「来る福ニャンチ」というランチメニューの提供も。もちろん各地から集められた招き猫も販売されるので、猫好きにはたまらないイベントとなっています。
□伊勢 おかげ横丁 来る福招き猫まつり
※たくさんの招き猫が、観光客を出迎えてくれます。
来る福招き猫まつり in 瀬戸
来る福招き猫まつりの2つ目の開催地は、1996年より開催されている愛知県瀬戸市。9月の下旬に開催されます。
瀬戸市といえば「瀬戸物」でおなじみの、陶器の街。そのため全国各地から陶芸家が集まり、様々な招き猫を見ることができます。
また「にっぽん招き猫100人展」も開催され、個性あふれる招き猫が登場。出展作品から投票で最優秀賞に選ばれると、製作者は翌年個展が開催されます。
その他には招き猫メイクのサービスや、猫耳などの招き猫なりきりグッズの販売。猫の写真展や猫にまつわるイベントも開催され、街全体が猫だらけな2日間となります。
□来る福招き猫まつり(瀬戸市文化センター)
※招き猫メイクに抵抗がある方は、招き猫シールもありますよ!
来る福招き猫まつり in 島原
上の2つと比べるとやや小規模ですが、長崎県島原市でも来る福招き猫まつりが。
こちらは1998年より開催されていますが、9月の中旬から10月中旬の1ヶ月間にかけてのロングラン開催となっています。
島原の特徴は、「しまばら水屋敷」という喫茶店を中心に開催されること。そのため入場の際には、何か注文する必要があります。
お店に入ると、1000体以上の招き猫がお出迎え。これらは全て陶芸作家の作品で、購入することも可能です。
もし一目惚れした招き猫がいたら、ぜひおうちに迎えてあげてくださいね。
幸せを呼びこもう!
招き猫は人や運気を招き入れる縁起物として、お店の軒先などによく飾られています。商売繁盛のイメージが強いですが、家に置いても運気を招き入れる縁起物にもなるんですよ。
見た目も愛らしく、最近では洋風の招き猫も登場。あげる手や色によって招き入れる運気が変わるので、自分にあうものを選びたいですね。
そんな招き猫にたくさん巡り会える、9月29日の招き猫の日にお出かけしませんか?
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