あなたは、シナモンとニッキ、似ているようで実は全然違うということをご存知でしたか?
どちらもおしゃれなコーヒーやスイーツに相性抜群ですよね。
それぞれを使い分けたり味の違いを知っておくと少しおしゃれなカフェのメニューで迷うことがなくなるかもしれませんよ。
今回はシナモンとニッキのそれぞれの特徴とその違いについてご紹介したいと思います。
シナモンとは?
シナモンは、クスノキ科のセイロンニッケイという木。
木の樹皮や精油に甘い芳香があるため、香辛料として利用されています。セイロンニッケイといっても、質の良いスリランカのものがシナモンと呼ばれています。
シナモンは古くから知られるスパイスの一つ。若い枝の樹皮を発酵乾燥させてつくられています。
あなたも普段スパイスに特別興味がなくても、スイーツのメニューなどで「シナモン」は良くご覧になったことがあるのではないでしょうか?
スパイスの中でも親しみがありますよね。
シナモンの使い方としては沢山ありますが、代表的なものとしては、
- アップルパイ
- クッキー
- コーヒーなどの風味付け
- トーストに
- カレーの隠し味として
・・など様々に使われています。
ニッキとは?
ニッキは、肉桂、桂皮とも呼ばれ、日本では古くから医薬原料、製菓原料として親しまれています。
原産国は日本で、ニッケイ(日本名は肉桂)の根っこをシナモンと同じく剥ぎ取って発酵、乾燥させたものをニッキといいます。
ニッキの使い方で有名なところでは京都の八つ橋。独特の風味がとても人気ですよね。
またニッキには健康に良いたくさんの優れた効用があります。以下の効用があげられますね。
- 抗菌作用
- 発汗作用
- 血行促進作用
- 鎮痛・解熱作用
- 風邪、発熱、頭痛に
- 鼻炎に
- 腹部膨満に
しかし、子宮収縮を起こす強い刺激性があるので、妊娠している方は多量の摂取を控えるようにしましょう。
シナモンとニッキ、使い分け方は?
シナモンは甘い香りが強く、それに比べるとニッキは爽やかな甘い香りです。
では、よく似ている二つですが、どう使い分けられているのかをご紹介します。
シナモンの主な使い方
シナモンを使った代表的な食べ物と言えば、シナモンロールやアップルパイ。この他にも、ケーキやドーナツ、カプチーノ、紅茶など様々に使われているのは有名です。
シナモンを使うことで、甘くて深みのある上品な風味を付けられることから、主にスイーツのスパイスとして使われることが多いですね。
□シナモンロールの作り方
シナモンと言えばシナモンロール!パンの発酵の手間はありますが、家事をやりつつ作ったら意外と簡単かもしれません。ぜひ参考にしてみてください!
ニッキの主な使い方
ニッキを使った代表的な食べ物と言えば、八つ橋やニッキ飴などの和菓子。この他にも少し辛めの風味を活かして、カレーやピラフの香辛料として使用されることもあります。
また、古くから日本で親しまれていたため、今でも漢方薬として使われることもありますね。
シナモンとニッキの違いのまとめ
最後に、シナモンとニッキの違いを以下にまとめましたので、確認してみてくださいね。
シナモン | ニッキ | |
---|---|---|
原産国 | スリランカ | 日本 |
原材料 | クスノキ科のセイロンニッケイの若い枝の樹皮 | クスノキ科のセイロンニッケイの根っこの樹皮 |
作り方 | 樹皮を乾燥、発酵 | 樹皮を乾燥、発酵 |
風味 | 甘く上品な香り 味の辛味は少ない | 爽やかな甘い香りと苦味 味の辛味は少し強い |
使い方 | 主にスイーツや料理の風味付け | スイーツや料理の風味付け、漢方や治療薬 |
昔はシナモンもニッキと呼ばれていた?
いかがでしたか?
実は、昔はシナモンもニッキもまとめて「ニッキ」と呼ばれていました。
しかしシナモンのあの甘くて深い香りはスリランカ産のものしか出ていない成分のおかげだったようで、ニッカとシナモンが区別されるようになったそうですよ。
他にも原産国が違うセイロンニッケイのスパイスは、それぞれ風味が違い、名前も違うようです。なんだか不思議ですね。
料理やスイーツを作った時になにか足りないと思ったときは、ぜひニッキやシナモンを使ってみてくださいね!
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