日本で昔から親しみのある食べ物といえば豆類です。豆類には美容効果や健康効果も有り、料理のアレンジの幅も広いので家庭でも大活躍してくれますよね。
しかし気になるのがその種類の多さ。大豆、枝豆、もやし、黒豆、あずきに、そらまめ、レンズ豆、ひよこ豆・・・本当にたくさんの種類がありますよね。
豆の名前はたくさんありますが、いざ違いは?と言われると、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は豆類の代表格、大豆、枝豆、もやし、黒豆のそれぞれの特徴と違いについてご紹介したいと思います!
大豆と枝豆って同じなの?
実は同じもの!?
大豆と枝豆は、食べ方も色も全然違いますが、実は同じものだって知っていましたか?
ざっくりというと、大豆になる前が枝豆ということ。まだ緑の若い未熟豆が枝豆でそれが茶色く乾いてきたものが大豆になるのです。
見た目は違うけど同じもの、でもそれぞれの栄養も違います。
枝豆と大豆の特徴
枝豆は実は豆と野菜の両方の栄養を兼ね備えた緑黄色野菜。
豆の栄養成分の代表の良質なタンパク質もたくさん含まれている上にビタミンやカルシウム、また食物繊維や鉄分、大豆には含まれていないビタミンCやベーターカロチンも含まれています。
また、枝豆はアルコールの分解を促して肝機能の働きを助けます。そのため飲み過ぎや二日酔いを防いでくれることから、おつまみの必需品になったんですね。
次に大豆。大豆には枝豆よりも質のいいタンパク質が多く含まれています。
必須アミノ酸をバランスよく含む栄養価の高いタンパク質のため、植物でありながら良質なタンパク質を含むことから「畑の肉」と呼ばれています。
そして大豆には総コレステロールを下げる大豆レシチン、ビフィズス菌を増やすオリゴ糖、コレステロールなどの血中脂質を下げる大豆サポニン、骨粗しょう症を改善する大豆イソフラボンが含まれています。
もやしとの違いは?
もやしも、豆を発芽させたものというのは皆さんご存知だと思いますが、普通の大豆との違いはあるのでしょうか。
よくスーパーで見かけるあの細いもやしは緑豆もやしと言って、大豆とはまた別物です。
しかし、大豆もやしというものもあって、これは見慣れているもやしよりも、もっと太いもの。
いつも見かけるもやしとは少し違いますが、普通の大豆を発芽させてももやしになるんですね。
「もやし」はなんといっても安いですね!
そこで、1品足りない時にぜひ参考にしてほしいのがナムルです。
和食でも中華でもなんでもあうしおつまみにもぴったり!こちらの動画で参考にしてみて下さい!
黒豆は違う種類?
おせち料理で口にすることが多い黒豆ですが、大豆らとは同じ仲間なのでしょうか。
黒豆の正式名称は「黒大豆」。大豆という文字が含まれていますね。
大豆の栄養については広く知られていましたが、黒豆にも大豆とおなじ栄養成分が含まれているんですね。
また、皮の黒い部分にはポリフェノールの一種アントシアニンが含まれているため、大豆以上にすばらしい効能があります。
黒豆の栄養による健康・美容効果は次のものが挙げられます。
- 血液をサラサラにする
- 骨粗しょう症の予防
- 美肌効果・肌荒れ予防
- 老化防止・アンチエイジング
- 肥満予防・ダイエット
- 白髪・抜け毛予防
- 眼精疲労改善・視力改善
- ガン予防
- 糖尿病予防
- 更年期障害軽減
- 動脈硬化予防
- 高血圧予防
- コレステロール調整作用
- アレルギー抑制作用
これだけ体に良い効果が多いと、なんだか縁起がいい気がして、おせち料理の定番なのもうなずけますね。
豆はみんな兄弟のようなもの!
いかがでしたか?
今回ご紹介した、大豆・枝豆・もやし・黒豆の4つの豆はみんなほとんど同じ種類。ただ少しずつ味や栄養価が違いましたね。
他にもたくさんの豆がありますが、それぞれが同じように見えて、実は個性もあるんです。
豆類は何といってもヘルシーで体によい食材。豆によってそれぞれ調理法などもちがうので、健康的な豆類はこれからも積極的に食べていきたいですね。
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