パン粉は子供たちが大好きなメニューであるコロッケやトンカツの衣として、またハンバーグのつなぎとして必ず使う材料のひとつです。
1袋買うとたくさん量が入っているので、1度ではなかなか使い切れずに保存している方が多いですよね。
パン粉の正しい保存方法をご存知ですか?ちゃんと保存したつもりが、次つかう時に見たらカビが生えてた…なんてことありませんか?
今回は、残ってしまったパン粉をどのように保存すれば長持ちするのか、保存期間はどのくらいなのかについてまとめてみました。
パン粉の種類を知っておきましょう
パン粉は大きく分けて3種類あります。
生パン粉
生パン粉は、食パンをそのまま大きめに粉砕して作られたもの。揚げ物の衣として使われています。
乾燥パン粉
生パン粉をさらに細かく砕いて乾燥させたものが乾燥パン粉です。生パン粉よりも粒が小さいのが特徴。ハンバーグ、肉団子などのつなぎとして使われています。
ブレッドクラム
ブレッドクラムとは、欧米の伝統的なパン粉で、硬くなったパンやクラッカーを荒く粉砕したもの。日本のパン粉よりも粒が大きいのが特徴。パン粉の起源とも言われています。
普段使うのは・・
私たちが普段使っているのは、「生パン粉」または「乾燥パン粉」ではないでしょうか。
日本では初めのころ生パン粉が主流でしたが、水分を多く含んでいるため日持ちしないことが難点でした。そこから生パン粉を乾燥させることで保存性を高めた乾燥パン粉というパン粉が生まれました。
現在では日本のパン粉が世界中で高く評価されて「Japanese style breadcrumbs(日本スタイルのパン粉)」として普及しています。
さらに揚げた時の色合いをよくするために始めから着色してある業務用のパン粉などもあります。
パン粉を上手に保存するには?
1袋買うとどうしても余ってしまうパン粉。いったいどのように保存すれば長持ちするのでしょうか。それはパン粉の種類によって変わってきます。
生パン粉の保存方法
生パン粉は水分がたくさん含まれています。
このため揚げ物の衣に使うと、ふっくらとボリュームが出てサクサクとした食感を楽しめるパン粉です。そんな生パン粉は、常温で置いておくと水分が抜けてしまいサクサクとした食感が無くなってしまいます。
余ってしまったパン粉は、タッパーなどの密封容器に入れて冷凍庫で保管するのが一番です。
また、冷凍することで水分も維持できるので、再度使う時は自然解凍ですぐに使えます。冷凍したタッパーをたまに振ってパラパラにしておくと、パン粉どうしが固まりにくくなって使いやすいですよ。
生パン粉は水分を含んでいるため、保存期限は短めです。冷凍保存しても1週間から10日くらいで使い切るようにしましょう。
一度解凍した生パン粉は、再度冷凍保存は出来ません。使う分だけ解凍できるように小分けにしておくと便利ですね。
乾燥パン粉の保存方法
乾燥パン粉は始めから水分を飛ばしてあるので、生パン粉よりも保存が利きます。
お弁当に入れるフライなどはこの乾燥パン粉を衣に利用すると、傷みにくく食感も損なわれません。
しかし長期保存ができるからといって、常温でずっと置いておくと湿気を吸ってしまうのでカビを発生させやすく、風味が劣ってしまうのが難点です。
余ってしまった乾燥パン粉も、タッパーなどの密封容器に入れておくことが大切です。
そして常温ではなく冷蔵庫で保管することで、温度や湿度を一定に保つことができてカビや虫の侵入を予防できます。また乾燥パン粉は冷凍保存もできます。
あまりパン粉を利用しないご家庭なら、タッパーのまま冷凍庫に入れておきましょう。冷凍してもサラサラしているので解凍せずにそのまま使えますよ。
冷蔵保存の場合は1か月、冷凍保存の場合は半年ほど保管できます。
しかしあまり長く保存しておくと風味が劣るのでなるべく早く使い切るのがオススメ。粒が細かい乾燥パン粉は、ハンバーグや揚げ物の衣だけでなく色々な料理に使えます。
霧吹きで少し湿らせると生パン粉のように柔らかくなり、衣として揚げた時の見た目もキレイです。アレンジが利きやすいので、いろいろ活用して風味が変わる前になるべく早く使い切りましょうね。
□パン粉クッキーの作り方【ばん飯】
パン粉をいれることで普通のクッキーでは味わえないザクザク感がたまりません!食べごたえのあるクッキーなのでお子様のおやつにオススメです。
正しく保存して美味しく使おう
余ってしまったパン粉を正しく保存することで、次に使う時も美味しく食べられます。
最近では残ったパンを自分で細かくして自家製のパン粉を作る方も多いですよね。そのままの美味しさを保ちながら保存したいと思うのは誰でも同じです。
- 生のパン粉は冷凍保存
- 乾燥パン粉は冷蔵保存
が正しい保存方法です。
そしてどちらもきちんと密封しておくことがポイントです。
しかしどんな食材においても長期間保存しておくと風味は劣ります。いろいろな使い方でパン粉を活用してなるべく早く使い切るように心がけておきましょうね。
コメント