家の家電の中で、なにより重要なものといえば冷蔵庫ですね。
最もなくてはならない物なのに、あるのが当たり前になってしまっていますが、突然壊れたら食材は腐ってしまい、本当に困りますね。
そんな頼りの冷蔵庫ですが、まったく動かないわけでもなく、なぜか良く冷えない?といったトラブルがよく起こるものです。
寿命で壊れたのなら新しいものを買い換えるしかありませんが、何か対処して直るものならぜひとも復活させて、できるだけ長く使いたいですね。
今回はそんな「冷蔵庫が冷えない原因と対処」についてお話したいと思います。
冷蔵庫が冷えない原因は?
冷蔵庫が良く冷えなくなった時には、どのような原因が考えられるのでしょうか?考えられる原因としては、大きく分けて4つあります。
冷蔵庫の放熱がよく出来ていない
冷蔵庫は、本体から外へ熱を放熱することによって冷蔵庫内を冷やしています。
ですから、冷蔵庫の周りには放熱するためのスペースが必要です。
冷蔵庫の周囲にスペースが少なかったり、炊飯器やガスコンロなど熱くなるものが近くにあると、放熱がうまくいかなくなり、冷蔵庫が冷えなくなります。
冷蔵庫の置き場所、冷蔵庫の冷えにはとても大事なポイントなんですね。
冷気の循環が悪い
冷蔵庫の中に、食品を詰め込み過ぎると、冷気が冷蔵庫内で循環できなくなり冷蔵庫の冷えが悪くなります。
特に、冷気の「吹き出し口」は重要で、吹き出し口の周囲を食品でふさいでしまうと冷気が循環できなくなり、冷えが悪くなるため注意が必要です!
冷蔵庫内は食品を詰め込み過ぎず、よく整理してスッキリさせておきましょう。
霜が付いている
冷蔵庫内の冷気を送る部分に、霜がついてしまうと冷えが悪くなる原因となります。
霜は冷蔵庫が急激に冷やす時に出来やすくなるため、温かいままの料理をそのまま冷蔵庫にいれてしまったりすると、霜がつきやすくなります。
いつのまにか「霜とりセンサー」機能が故障していることもあり、定期的に霜がついていないかチェックをしておくと、冷えにくくなるのを防止できます。
寿命による故障
冷蔵庫の寿命は8~9年と言われています。
もちろん使用方法などにもより寿命に差はありますが、10年超えている冷蔵庫の場合は寿命による故障も考えられます。
冷えが悪い以外に、
- 冷蔵庫から異音がする
- 水が漏れたりする
など、その他の症状が次々とあらわれるようなら寿命も考えられます。
現在売り出されている冷蔵庫は、消費電力が10年前より半分程度になっています。
買い換えることにより省エネになり、メリットもありますよ!
冷蔵庫が冷えない場合の対処方法
では冷蔵庫が冷えない時、どのような対処をすればよいのでしょうか?考えられる原因別にご紹介します。
放熱が悪い場合
冷蔵庫の側面や裏側を触ってみて、かなり熱いようであれば放熱不良が考えられます。冷蔵庫の側面と裏面に少しすきまをあけ、放熱するスペースを作りましょう。
放熱スペースは確保されているのに、まだ側面や裏面が熱い場合は、
- 直射日光があたっていないか?
- 隣にオーブンや炊飯器など熱くなる家電を置いていないか?
ガスコンロの隣になっていないか?
などの点をチェックしてみましょう。
直射日光があたる場合は、カーテンで防ぐだけでも効果があります。
冷蔵庫を温めてしまう家電やコンロがある場合は、できるだけ冷蔵庫が温まらないように家電や冷蔵庫の位置を変えてみましょう!
冷気が循環できていない場合
冷蔵庫内の冷気は、吹き出し口から入り、冷たい風が冷蔵庫室内を循環することによって冷えます。
吹き出し口付近に食品を詰め込むと、冷気が入るのを妨げて冷気が循環できなくなります。
冷蔵庫内を整理し、吹き出し口付近をふさがない入れ方に変えてみましょう!冷蔵庫内の食品は、容量の7割程度にしておくと、効率よく省エネになります。
食品が2倍になると、電力も2倍かかります。冷蔵庫の食品は少なめにし、ゆとりをもって入れるようにすると、電気代の節約になりますよ!
霜がついてしまっている場合
冷気を冷蔵庫内に送る冷風口に霜がついてしまうと、冷蔵庫の冷えが悪くなります。
霜は部品を開けて見ないと、ついているかどうか分からない場合もありますが、冷凍庫、野菜室は冷えているのに冷蔵庫だけ冷えない!という時は、霜がついている可能性が高いです。
霜をとる方法は、2つあります。
- 部品をはずし、直接、霜を溶かす
- 2時間から1日、電源を切る
分解に自信がある方は、冷蔵庫の電源を切ってから部品を外してみると、霜のついた部分を直接見ることができます。
直接ドライヤーなどで霜を溶かすことができますので、ぜひ挑戦してみてください。
もう一つの方法は、しばらく冷蔵庫の電源を切り、常温に戻すことにより霜を溶かす方法です。
簡単ですが、庫内の食品を取りだす必要があるため、いったんクーラーボックスなどに食品を全部だしてから、最低でも2時間以上冷蔵庫の電源を切っておきましょう。
一度霜を溶かしても繰り返しすぐに霜がつき、冷蔵庫が冷えない場合は「霜とりセンサー」が壊れているなどの故障や寿命も考えられます。
何度も起こり改善しないようであれば、修理に出すか、買い換えも検討してみましょう。
※分解して霜をとる方法。部品をはずせれば意外と簡単です!
存在に感謝の冷蔵庫
冷蔵庫、実は一番なくてはならないものでつねに一番活躍しているのに、あるのが当たり前になり、調子が悪くなるまで有難みすら忘れてしまっている家電です。
まるで結婚生活の長い夫婦のようなもので、たまにはメンテナンスして、存在に感謝しなくてはいけませんね!
わが家の冷蔵庫、実は10年どころか15年超えている可能性も?
静かにものすごく頑張ってくれていて、ここまでくると愛着すら感じます。
省エネのことを考えれば、完全に壊れる前に買い換える方が賢明!とは思うのですが、せっかくなのでメンテナンスだけしてあげて、壊れるまで限界に挑戦してみようかと思います。
あなたも長く活躍してくれいる冷蔵庫には感謝して使っていってくださいね!
コメント