昼も夜もつづく赤ちゃんのお世話。クタクタに疲れて寝ようとすると始まる赤ちゃんの夜泣き。本当につらいですよね。
- 「何をやっても泣き止んでくれない」
- 「どうしたら夜泣きの時期を乗り越えられるの?」
と悩んでいる方がたくさんいるかと思います。
赤ちゃんの夜泣きの原因と対策についてまとめました。ご参考になれば幸いです!
赤ちゃんの夜泣きの原因は?
赤ちゃんの夜泣きとは、
- おなかが空いている
- オムツを替えてほしい
- 暑かったり寒かったりする
- 体調が悪い
といったわけでもないのに、夜に赤ちゃんが泣き続ける状態です。
原因には次のようなことが考えられます。
未熟な体内時計と睡眠サイクル
人間には夜になると眠くなり、朝になったら起きるという体内時計が備わっていますが、お母さんのおなかの中で昼夜関係なく眠ったり起きたりしていた赤ちゃんは、生まれてからもおなかの中の時と同じようなサイクルで過ごしています。
2カ月、3カ月とたつうちに、生活環境によって徐々に体内時計が整っていきます。
また、大人の睡眠サイクルは深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を約90分で繰り返していますが、赤ちゃんのサイクルは新生児で約40分と短く、その長さもまだ安定していません。
浅い「レム睡眠」のときに何か物音がしたり、刺激があるとすぐに目覚めてしまうのです。大人でいえば、うたたねをしている状態でしょうか。
赤ちゃんの脳の発達によって記憶力がついてきている
赤ちゃんは脳が発達して、記憶力がついてくると、昼間の出来事を覚えられるようになってきます。
昼間につよい刺激を受けたり、いやな出来事があった日は、夢に見て夜泣きにつながってしまいます。
実は、赤ちゃんの脳の成長は生後8か月頃がピークといわれています。それによって、赤ちゃんの夜泣きに悩まされるのも8カ月ごろが一番多いとされています。
つまり赤ちゃんの夜泣きは、赤ちゃんの脳が正常に発達している証拠といえるのです。
赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで?
夜泣きは、早い赤ちゃんで生後3カ月頃から始まり、8か月頃をピークとして、1歳半ころにはおさまります。
しかし、なかには2歳になっても夜泣きする子もいて、時期や期間には個人差がありますね。
赤ちゃんの夜泣きの対策
「朝は目覚め、夜には眠る」という体内時計を、生活環境によって段階的につくっていきます。
まず朝になったら、カーテンを開けて明るい日の光を室内にとりこみ、朝がきたということを知らせます。明るさを感じて赤ちゃんが動き出したら、そっと抱き上げてあげてください。
朝の習慣ができるようになったら、お昼寝の調整です。
生後4か月を過ぎたら、
- 日中の眠る時間は朝9時頃からの「朝寝」
- 昼12時頃からの「昼寝」
- 夕方の「夕寝」
の三つに分かれているというイメージでいきましょう。
「朝寝」は生後6カ月までは1時間、1歳までは30分位で、そのあとは徐々に減らしていていきます。
「昼寝」は生後8カ月までは2時間半、3歳ごろまでは2時間ほど眠らせてあげます。
「夕寝」は生後4か月頃までは30分から1時間ほど必要ですが、そのあとは少しずつ減らしていきます。
夕寝は遅くとも夕方5時までには切り上げないと、夜眠れなくなってしまいます。
こうして昼間に眠っている時間を段階的に少なくしていきます。4、5歳になると昼間眠る子は少なくなってきます。
夜は8時までに寝かせられるとよいですね。赤ちゃんの部屋の照明は落とし気味にして、薄暗い夜の雰囲気にすることで、寝る時間が来たということを赤ちゃんに感じてもらいます。
携帯電話やテレビは、NGですよ。
夜、落ち着いた部屋で静かな音楽をかけて、赤ちゃんを安心させてあげるのもよいですね。
生活環境を整えてあげることで、夜泣きは早期に解消できます
睡眠のリズムは、生活環境によって整ってきます。最初は大変ですが、段階的に整えていけば赤ちゃんも少しずつ一日のサイクルに慣れてきますよ。
私もかつて赤ちゃんの夜泣きに悩まされ、疲れ果てて、夜に赤ちゃんと一緒に泣いていたこともありました。でも、夜泣きは必ず終わる時がきます。
お母さんが休めるときは休み、無理をせずに頑張ってください。赤ちゃんがお昼寝の時に家事を片付けよう、などと思わずに一緒に休んでしまってください。
家事を完璧にすることより、お母さんの身体のほうがずっと大切ですよ!
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