
赤ちゃんを寝かしつける時によく行うのが「トントン」です。このトントンは、昔から当たり前のように行われていますがどんな効果があるのか、また正しいトントンの仕方はご存知ですか?
今回はこのトントンの原理から、ぐっすり眠らせる効果的なトントンの仕方までしっかり見ておきましょうね。
目次
トントンすると赤ちゃんが眠るのはなぜ?
赤ちゃんを寝かしつける時には、子守唄を歌いながらトントンと背中や胸を優しく叩いてあげるというのが昔から行われていますよね。ではこのトントンにはどんな効果があるのか調べてみました。
ママの鼓動に似ている
トン、トン…というリズムは赤ちゃんがお腹の中にいる時に聞いていた「ママの鼓動」に似ています。 その単調なリズムが精神的にリラックスできて安心し、眠くなる効果をもたらすのです。単調なリズムが眠くなる
また、赤ちゃんに限らず、大人でも単調なリズムを聞いていると眠たくなります。 例えば電車。電車に乗っていてウトウトするのは、赤ちゃんがトントンすると眠くなる原理と同じで、ガタンゴトン…という単調なリズムを聞いて脳がリラックスすることで眠気が生じます。 昔から当たり前のようにママが赤ちゃんにトントンしていたのには、ちゃんと理由があったのですね。 赤ちゃんがグズってしまった時や寝かしたい時にトントンすると、リラックスできて安心感を与えられるということがわかりましたね。効果的なトントンの仕方は?
では実際にトントンする時に、あなたはどんな風にしていますか?- 強めに叩いたり
- ゆっくりそっと叩いてみたり
効果的なトントンの強さとスピード
赤ちゃんを安心させて眠たくさせるトントンは、ママの心音と同じリズムやテンポで優しくすることが重要です。 スピード目安は「時計の秒針」です。壁にかかっている時計や目覚まし時計を見ながら秒針に合わせてトントンとしてみましょう。 もしソワソワして寝そうにない時は、すこし遅めのテンポで叩いてあげましょう。そうすることで赤ちゃんを落ち着かせることが出来ますよ。また大人の手はあかちゃんにとって非常に大きく、叩く強さを体全体で感じてしまいます。トントンしながら寝かせる時は、赤ちゃんをびっくりさせないように優しく叩いてあげましょう。
効果的なトントンする場所
ふつうは抱っこしながら背中を、横になって添い寝しながら胸をトントンするかと思います。これでも十分なのですが、一番効果的な場所はズバリ「おしり」です。 やわらかいお尻のあたりをトントンすると赤ちゃんに振動が優しく伝わるので、寝かしつける時には効果的です。背中や胸ではなかなか寝ない赤ちゃんにオススメなのでぜひ試してみて下さいね。技ありのトントンをご紹介!
普通のトントンでは寝てくれない赤ちゃんのために、色々な方法で寝かしつけているツワモノなママもいますよ!参考にしてくださいね。スリング抱っこ + トントン
赤ちゃんをすっぽりと包みこんでくれるスリングを使って、ユラユラしながらするトントン。 スリングで包み込まれた赤ちゃんは、抱っこよりもママと密着して体温を感じられるのでほっこりとしてストンと眠る赤ちゃんが多いようです。ロッキングチェア + トントン
ロッキングチェアに座って赤ちゃんを抱っこしながらトントンします。 ロッキングチェアは座ったときの重みで揺れるように作られているので、自然な揺れで赤ちゃんが安心できて眠たくなりやすい環境を作ってくれます。赤ちゃんが落ちてしまわないように気を付けて抱っこしてあげましょうね。トントンするときの注意点

また毎回同じ方法でトントンしていると、それに慣れてしまって寝付かなくなってきます。逆に毎回同じトントンでないと安心して寝てくれない赤ちゃんもいます。 嫌がっていないか、安心しているかちゃんと確認しながら、何パターンか日頃からしておくとママも楽ですよ。
抱っこのし過ぎやトントンのし過ぎで腕が痛い時は、無理せずにママも休みましょう。やりすぎると赤ちゃんにもママにもストレスになってしまうので注意が必要です。 腕がいたいときはトントンせずに抱っこ紐などに頼ってユラユラさせてあげるだけでも赤ちゃんは安心します。
ママも穏やかな気持ちでいることが大切

トントンしてあげることで赤ちゃんはママの鼓動を思い出して安心します。赤ちゃんによってトントンの方法も色々あるので、ぜひ試して一番よく寝てくれるトントンのコツを掴んでくださいね。
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