まとめ髪をほどいた時や、シャンプー前後のブラッシング時に、髪が絡まって困ることがありませんか?
髪のために丁寧にほぐさないといけないのは分かるけど、時間がかかって大変だし、そもそも絡まらないようにできたら良いですよね。
それに、髪が絡まりやすい状態を放っておくと、髪自体の美しさも損なわれてしまうんです。
髪が絡まってしまう原因と、その対策についてご紹介します!
髪が絡まる原因は?
髪が絡まりやすくなる原因は、
- コシがなく細い髪質
- キューティクルの傷み
の2点です。
コシがなく細い髪質
いわゆる「猫っ毛」とよばれる、細くペタッとした髪の毛は物理的に絡まりやすいです。
赤ちゃんの後頭部の髪の毛はとても絡まりやすいですよね。これは赤ちゃんの細く柔らかい髪の毛が、お布団にこすりつけられて絡まってしまうからなんです。
キューティクルの傷み
大人の女性の髪が絡まりやすくなってしまうのは、こちらの原因の方が大半を占めているのではないかと思います。
健康な髪の毛は、表面のうろこ状のキューティクルが平らに揃って髪に沿って寝ている状態ですが、ダメージを受けるとキューティクルが不揃いに開いて逆立った状態となります。
傷んで開いたキューティクルがそばの髪のキューティクルと引っかかって、絡まりやすくなってしまうのです。
そうして、傷んだ髪を放置することで、まわりの髪と摩擦を起こして傷みが進んでいってしまうんです。
髪が絡まった時はどうやって取る?
急いでいるときに髪が絡まると、つい力を入れてブラッシングしたくなってしまいますが、髪のためには絶対にNGです。キューティクルが剥がれて、修復不可能になってしまいます!
髪の絡まりを取るためには、普段お使いのヘアオイルやトリートメントをたっぷりと髪の絡まり部分になじませて数分置きます。
それからオイルやトリートメントごと優しく髪を揉むようにしてほぐすと、絡まりが解けますよ。
大抵の髪の絡まりはこの方法で解消できますが、もし、このやり方でも解けないほどに頑固に髪が絡んでしまったときは、残念ですがその場での処置はあきらめて、美容師さんにご相談して下さいね。
髪が絡まらないようにする対策
絡まりにくい髪にするためのポイントは、「キューティクルの保護」です。
髪を濡れたままの状態にしない
シャワー後の濡れた髪は、キューティクルが開ききった状態です。
この状態で放置すると逆立ったキューティクル同士の摩擦で髪が傷みやすくなってしまいます。
最も良くないのは、髪が濡れたまま寝てしまうことです。頭の重みで枕に押し付けられた髪は摩擦でキューティクルが傷み、寝癖もつき、頭皮に雑菌が発生しやすくなり・・と頭皮と髪にとって最悪のコンディションになってしまうのです。
ですからシャワー後は、タオルドライ後なるべく早く髪を乾かしましょう。
※髪を傷めにくい次のタオルドライの方法もぜひチェックしてくださいね!
「【髪の基礎知識】タオルドライの仕方」
髪を乾かすときは、髪のキューティクルを揃えるように、髪の根元から毛先の方向に向かってドライヤーを当てると良いですよ。
また髪は高熱に弱いので、
- ドライヤーを髪に近づけすぎない
- 当てる場所を少しずつ変える
という方法で髪をヤケドから守りましょう。
なお最近、60℃の低温ドライヤーという髪の健康にとても良い商品も出てきています。
もしお持ちでない場合は、温風と冷風を交互に当てて、髪の表面が熱くなりすぎるのを防ぐと良いですよ。
トリートメントで保護する
トリートメントには洗い流すタイプ、洗い流さないタイプがあります。どちらも髪の表面を補修して髪にコシを与えてくれますが、キューティクルの摩擦を防ぎ、ドライヤーの熱から守るという意味でよりおすすめなのは洗い流さないトリートメントです。
傷みやすい毛先を中心につけて、「てぐし」で揉み込んでまんべんなく髪にいきわたらせてからドライヤーをかけましょう。
木製、獣毛のブラシを使う
プラスチックやナイロン製のブラシは髪の表面に摩擦を起こし、キューティクルを剥がれやすくしてしまいます。髪と摩擦が起きにくい、猪毛など獣毛のブラシや、木製のものがおすすめです。
また、ブラッシングの際はまずは毛先を丁寧に、次に毛先から10cmほどからとかす、というふうにしていくと毛先に負担がかかりませんよ。
キューティクルの傷みを予防して、絡まりにくい髪に
絡まない、指通りのよい髪のためには、髪を傷みから守るヘアケアが大切です。
毎日のシャワーやドライヤー、ブラッシングの時に「髪のキューティクルを守る」ということを意識していると、髪の状態は少しずつ、確実に良くなってきます。
地道にお手入れすることで、髪は期待に応えて美しく健康になりますよ!
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