
- サイクロン式と紙パック式の違い
- どっちが良いのか
目次
サイクロン式と紙パック式の集塵方法の違いは

サイクロン式
サイクロン式掃除機は、吸い込んだ空気とゴミをカップの中で竜巻のように回転させます。 この時に遠心分離状態となるため、空気より重いゴミはカップの中にたまり、空気はフィルター経由で排出。 この「カップ内で竜巻状に回転させる事」から、サイクロン式と名付けられたんですよ。※マキタのコードレスクリーナーをサイクロン式にしてみた。 ハンディクリーナーをサイクロン式に改造した動画ですが、0:20から判りやすい集塵の様子が見られます。
紙パック式
紙パック式掃除機は、吸い込んだ空気とゴミを紙パックに送り込みます。 ゴミは紙パックの中にたまり、空気は紙パックの細かな目をすり抜けて排出。 紙パックがゴミと空気を分けるフィルターと、ゴミを貯める役目を兼ねているんですよ。それぞれのメリットとデメリット

サイクロン式のメリット
サイクロン式には、次のメリットがあります。吸引力が落ちづらい
サイクロン式の場合、ゴミが溜まってもモーターからの吸引力はそれほど変わりません。そのため吸い込む力が強いまま維持しやすく、一度の掃除できれいになりやすいメリットがあります。紙パック代がかからない
サイクロン式はダストカップなどにゴミを貯める方式なので、紙パックを必要としません。排気が比較的きれい
掃除機で気になるのが、掃除機から出る空気。しかしサイクロン式掃除機は、吸い込んだ後にホコリと空気を分離。更にフィルターを通してから排出されるため、紙パック式よりきれいな空気が排出されます。サイクロン式のデメリット
一方でサイクロン式には、次のようなデメリットがあります。ダストカップから捨てるときにホコリが舞う
ダストカップに溜まったゴミを捨てる時は、構造上外気にゴミが触れることに。そのため適当に捨ててしまうと、ホコリが舞ってしまいせっかくの掃除が台無しになります。ダストカップやフィルターの掃除が必要
ダストカップに汚れがついたまま放置すると、悪臭の原因にも。またフィルターに溜まったホコリを放置すると、吸引力低下の原因にもなります。そのためダストカップとフィルターの、こまめな清掃が欠かせません。ダストカップが小さめ
紙パックと比べるとダストカップは小さいので、こまめにゴミを捨てる必要があります。紙パック式のメリット
次に、紙パック式のメリットを紹介します価格が安い
機種にもよりますが、サイクロン式よりも価格の安い商品が揃っています。吸引力が強い
これも機種によりますが、吸引力がパワフルです。ゴミを捨てる時がとても楽
紙パックに溜まったゴミを捨てる時は、掃除機から取り外してそのまま捨てるだけ。また紙パックからゴミがはみ出すことがないため、周囲が汚れる心配がありません。フィルター掃除をしなくていい
紙パックがフィルターを兼ねているため、フィルター掃除の必要がありません。紙パック式のデメリット
一方で、紙パック式には次のデメリットがあります。吸引力が落ちやすい
紙パックがフィルターの役目を果たしている関係上、ゴミがたまると吸引力も落ちてしまいます。空気の汚れに不安が
ゴミをためる紙パックがフィルター代わりのため、どうしても空気の細かな汚れが気になります。紙パック代がかかる
高価なものではありませんが、使えば使うほど紙パック代もかかります。結局どっちがいいの?

サイクロン式がおすすめの人は
サイクロン式がおすすめの方は、ズバリ「こまめな方」です。 掃除機を使い終えたら、ダストカップのゴミを捨てる。その時についでにフィルターを掃除し、その時に周囲に飛んだホコリも掃除する人に最適です。紙パック式がおすすめの人は
紙パック式がおすすめの方は、「ちょっとめんどくさがりな方」です。 フィルター掃除に必要がない上、ゴミは紙パックに溜まった時か吸引力が落ちた時に捨てればOK。またホコリでセキやくしゃみが出やすい人も、ゴミを捨てるときにホコリが出にくいのでオススメです。それぞれの特徴を理解して選ぼう
サイクロン式と紙パック式の掃除機には、メリットとデメリットが存在します。 吸引力が長く続くがやや弱く、排気はきれいだがこまめなメンテナンスが必要なサイクロン式。 吸引力があるがだんだん弱くなり、メンテナンスは楽だが紙パック代がかかる紙パック式。 掃除機の特徴と自分自身の性格を踏まえた上で、お財布と相談して購入したいですね。自分に合った掃除機を購入して毎日掃除し、ホコリ知らずのお部屋で暮らしましょう!
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