
- ピスタチオはどういうナッツなのか
- ピスタチオの栄養と効果について
- ピスタチオの食べ方
目次
ピスタチオとは

ナッツの女王
ピスタチオはウルシ科カイノキ属の落葉高木で、原産地はトルコ・ペルシャなどの地中海周辺。 この木から取れる種が、私達が口にしている「ピスタチオ」です。 ピスタチオの実は皮が硬く食用向きではありませんが、中の種は古代から食用として重宝。その栄養価の高さと美しい緑色から、ナッツの女王とも呼ばれています。気になる味は?
ピスタチオは主に炒って塩味をつけたものを食べますが、その味はかなり濃厚。 ピーナッツに軽い酸味をつけて、更に濃厚にした味という例えが一番近いかも知れません。またやや青臭い風味もあり、その点が苦手という人もいます。ピスタチオの栄養と効果

主な栄養は
ナッツの女王ともよばれているピスタチオですが、100g(殻付き)の栄養価は次の通りです。カロリー | 615kcal |
---|---|
脂質 | 56.1g |
炭水化物 | 20.9g |
タンパク質 | 17.4g |
ビタミンA | 10μg |
ビタミンB1 | 0.43mg |
ビタミンB2 | 0.24mg |
ビタミンB6 | 1.22mg |
ビタミンE | 1.4mg |
ビタミンK | 29μg |
カリウム | 970mg |
カルシウム | 120mg |
マグネシウム | 120mg |
鉄 | 3mg |
銅 | 1.15mg |
食物繊維 | 9.2g |
ビスタチオにはこんな効果が!
ピスタチオには、次の効果が期待できます。むくみ改善
ピスタチオに豊富に含まれているカリウムには、余計なナトリウムを排出する効果があります。ナトリウムは塩分に含まれるもので、水分を保持しやすい性質が。 そのためむくみ改善と、むくみ予防効果が期待できます。高血圧予防
ナトリウムを含んだ塩分は、高血圧や動脈硬化を引き起こす原因の一つ。カリウムの作用でナトリウムが排出されると、自然と高血圧予防にもつながります。生活習慣病予防
ピスタチオの脂質には、オレイン酸とリノール酸が含まれています。これらは「不飽和脂肪酸」というもので、コレステロール値を正常化へ導く効果が。 悪玉コレステロールが減ることで、生活習慣病の発生リスクを抑えやすくなります。疲労回復
良質な脂質とビタミンB群を豊富に含むピスタチオ。ビタミンB群には疲労回復と、脳の働きを手助けする効果が。そしてエネルギー不足をすぐに補える脂質のおかげで、疲れた体を元気にしてくれます。貧血改善
貧血改善には鉄分が欠かせませんが、ピスタチオには鉄分が豊富に含まれています。また鉄分とともに補いたい銅も含まれ、血中のヘモグロビンを増やすのを手助け。 結果他の食品よりも、貧血改善効果が期待できます。美肌効果
ビタミンAやビタミンEには、強い抗酸化作用が。これは体内の老化を防ぐとともに、お肌の老化も防いでくれます。さらに豊富に含まれる植物繊維のおかげで、肌荒れの原因にもなる便秘解消も。 これらの総合的な働きで、美肌効果も期待できるんですよ。ピスタチオの食べ方は?
殻をむいて
ピスタチオは殻がついたまま販売されていますが、これは酸化を防ぐため。そのため食べる直前に殻を取り除き、1日20~40粒を目安にいただきましょう。 もし殻が取れない場合は、殻の間に別の殻を差しこんでねじる。この方法で頑固な殻も割れて、食べやすくなりますよ。薄皮は食べて大丈夫?
ピスタチオには薄皮がついてますが、このまま食べても大丈夫。むしろ薄皮には食物繊維が含まれるため、食感が気にならないなら積極的に食べましょう。
料理の活用法は
そのまま食べても美味しいのがピスタチオです。 他にも次のようにすると美味しいです。- クッキーやケーキ生地と混ぜて焼くとアクセントに!
- 軽く砕いてサラダやパスタに混ぜて
- 衣がわりにお肉にまぶして焼いて
ビスタチオはいろんな食べ方ができるようですね。
美味しくてもほどほどに
濃厚な味わいが癖になるピスタチオは、栄養豊富なのが嬉しいナッツ。 その効果も生活習慣病改善や美肌効果など、様々な年代の方に必要なものばかりです。ただし薬ではありませんので、効能を期待して大量に食べるのはNG。 カロリーもやや高めですので、毎日少しずつ食べるのが最適です。美味しいピスタチオをほどほどに食べて、健康的な生活に役立てましょう!
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