くるみはクッキーに入っていたり、おつまみなどでお馴染みのナッツ。独得の香ばしさと旨みがあって、ついつい手が伸びますよね。
そんなくるみ栄養豊富で、嬉しい効能が期待できる食べ物だとご存知でしたか?
一方でナッツ類はカロリーが高いイメージもあり、ダイエット時に食べていいのか気になります。
そこで、くるみの栄養や効能、そして効果的な食べ方を紹介するので参考にしてくださいね!
くるみの栄養や効果は
くるみの主な栄養
まずはくるみの主な栄養素を、100gあたりと殻を取り除いた一粒あたり(6g)で紹介します。
100gあたり | 6g当たり | |
---|---|---|
カロリー | 674kcal | 40kcal |
ビタミンB1 | 0.26mg | 0.02mg |
ビタミンB6 | 0.49mg | 0.03mg |
ビタミンE | 1.2mg | 0.07mg |
カリウム | 540mg | 32.4mg |
カルシウム | 85mg | 5.1mg |
亜鉛 | 2.6mg | 0.16mg |
銅 | 1.21mg | 0.07mg |
マンガン | 3.44mg | 0.21mg |
食物繊維 | 7.5g | 0.45g |
100gあたりのカロリーでびっくりしますが、数にするとくるみ約17個分。食べ過ぎに注意すればカロリーは気にしなくて大丈夫、という事を覚えておきましょう。
血液さらさら効果
次にくるみを食べること、期待できる効果を紹介します。
くるみは脂質が多いためカロリーが高めなのですが、脂質にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸には悪玉コレステロールを下げて、血液をサラサラにする効果が。血液の流れが良くなると、血圧も下がりやすくなるため高血圧対策にも効果的。
また血管を丈夫にすることで、脳卒中リスクを抑える効果が期待できます。
強い抗酸化作用
オメガ3脂肪酸には、細胞の酸化を防ぐ「抗酸化作用」も確認されています。
抗酸化作用はビタミンEにもあり、相乗効果で更に強く作用。細胞が酸化すると働きが鈍くなり、様々な老化の要因を引き起こすことに。
そこで抗酸化作用の高い食品を摂取することで、生活習慣病リスクを下げることが期待できます。
疲労回復に
くるみの脂質と共に注目したいのが、ビタミンB群です。
ビタミンB1には糖質などをエネルギーに素早く変えて、疲労回復を手助けする効果が。さらにビタミンB6には、脂質を分解して生まれるエネルギーを吸収しやすく手助してくれます。
そのため疲れた時にくるみを食べると、再び活動的になれるんですよ。
ダイエットを手助け
カロリーが高めで敬遠したくなるくるみですが、実は健康的なダイエットにおすすめのナッツ。
というのもくるみは少量で満足感が得られるため、間食の食べ過ぎ防止につながります。
しかも脂質を素早くエネルギーにしてくれるビタミンB群のおかげで、運動効率もアップ。さらに食物繊維と脂質を含むおかげで、便秘改善も期待できて体重ダウンになるんですよ。
ただし食べ過ぎればカロリーオーバーになるので、適量を心がけましょう。
くるみの効果的な食べ方
目安は1日5個
くるみは美味しいのでつい食べ過ぎてしまいますが、食べ過ぎはカロリーオーバーの元。しかし適量を心がければ、カロリーも気にならず様々な効果が期待できます。
その目安は1日5個前後。およそ20~30gが適量となります。
食べ方としては塩などをふらず、ローストしたものをそのまま頂きます。
熱で失われる成分もあるので生のままがオススメですが、市販のくるみはほとんどがロースト済み。新鮮なくるみを頂いた時に、ローストせずに生で頂くことにしましょう。
ジャコと佃煮
毎日ローストしたものを少しずつ食べるのは、ちょっと飽きてしまいますよね。そこでお弁当のおかずにぴったりの、ジャコとくるみの佃煮を紹介します。
じゃこ 100g
くるみ(軽く砕いておく) 50~100g
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ1
白ゴマ 適量
- フライパンにじゃこ・くるみを入れてから火をつけ、中火で焦がさないように炒る。
- 良い香りが出たら調味料を入れて、焦がさないように弱火で煮詰める。
- 白ゴマを入れて混ぜあわせたら完成。
ポイントは、とにかく焦がさないこと。
特に調味料を加えてからは焦げ付きやすいので、目を離さないようにしましょう。
お好みで山椒や生姜を加えると、大人の味わいになりますよ。
□にぼしのクルミ入り佃煮
※お味噌汁の出汁を煮干しでとっている方は、じゃこの代わりに煮干しを使っても美味しいですよ!
毎日少しづつ食べよう
くるみは美味しい上におつまみとして出されることも多く、ついつい手が伸びて食べ過ぎてしまいがち。
確かに少しカロリーが高めなので、お腹いっぱい食べることはおすすめできません。
しかしくるみには体に嬉しい成分が豊富で、少しずつなら毎日食べたいナッツ。
そのまま食べても美味しいですし、料理のアクセントなどに活用したいですね。
美味しいくるみを毎日食べて、健康的な生活づくりに役立てませんか?
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