そんなきゅうりですが、実は夏の季節にとっては嬉しい栄養や効能がある野菜なんですよ! そこで、きゅうりの栄養と効能のことや、美味しいきゅうりを選ぶポイントと食べ方を紹介します!
目次
きゅうりの栄養と効能

100gあたりの栄養は
まずはきゅうり1本に相当する、100g当たりの栄養を紹介します。カロリー | 14kcal |
ビタミンA | 28μg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.05mg |
ビタミンC | 14mg |
ビタミンK | 34μg |
カリウム | 200mg |
カルシウム | 26mg |
マグネシウム | 15mg |
食物繊維 | 1.1g |
きゅうりの特徴としては、全体の約90%は水分を占める上にローカロリーなこと。それでいて各種ビタミン・ミネラルを、バランスよく含まれる点が挙げられます。
きゅうりの嬉しい効能
きゅうりを食べることで、次にあげる効能が期待できます。利尿作用と塩分排出効果
きゅうりにたっぷり含まれる水分は、自然な利尿作用につながります。 その上きゅうりに多く含まれる、カリウムにも自然な利尿作用が。カリウムには体内のナトリウムバランスを整えて、水分とともに排出する効果もあるんですよ。 塩分に含まれるナトリウムは、動脈硬化や高血圧などの原因に。薬に頼らずナトリウムが排出されるため、自然な形で生活習慣病予防へと繋がります。むくみ改善に
ナトリウムには、体内の余計な水分を保持しやすい性質も。そのナトリウムが自然と排出されるということは、余計な水分も排出されやすいということ。 特に女性が気になるむくみも、きゅうりを食べることで自然と改善しやすくなるんですよ。夏バテ改善に
カリウム不足になると筋肉が動きづらくなり、体全体がだるく感じられてしまいます。夏バテの原因の一つはカリウム不足が引き起こす、これらのだるさ。 そこできゅうりを食べることでカリウムを補えば、夏バテ改善にも繋がるんですよ。 また水分たっぷりのきゅうりには、体のほてりを冷ます効果も。ほてりが収まれば余計な汗もかかないので、カリウム不足を防ぐことも可能となります。美味しいきゅうりを選ぶポイント

トゲが痛いものを
水分の多いきゅうりは痛みやすいため、より新鮮な商品をを選ぶ必要があります。 そこで新鮮かどうかを見極めるには、きゅうり表面のトゲで確認しましょう。 新鮮なきゅうりは表面のトゲがしっかりしていて、触ると痛く感じるほど。また緑色が濃くて硬さのあるものが、より新鮮で美味しいきゅうりとなります。曲がったきゅうりは
お店のきゅうりは真っ直ぐなものが多いですが、本来きゅうりは軽く曲がった状態の野菜。 曲がったきゅうりも真っ直ぐなきゅうりも、栄養面での違いは無いので安心して購入しましょう。きゅうりのおすすめの食べ方
サラダにはお酢を
きゅうりの定番の食べ方のサラダですが、実は注意が必要な食べ方でもあります。 というのもきゅうりにはアスコルビナーゼという、ビタミンCを壊す酵素が含まれているから。ただしアスコルビナーゼは酸に弱いので、お酢やレモンを含むドレッシングと共に食べましょう。
きゅうりと卵の中華風炒め
大きなきゅうりを沢山頂いたときは、炒め物がオススメです。 意外かも知れませんが、きゅうりは炒め物にも使える野菜。一工夫すれば青臭さも気にならないので、レシピに加えませんか?■材料
きゅうり 1~2本
溶き卵 2個
しょうが(すりおろし) 少々
醬油 小さじ1~2
ごま油 小さじ2
塩・コショウ 少々
■作り方
ポイントはきゅうりを塩もみして、水分を出しておくこと。
これで青臭さが抜け、仕上がりが水っぽくなるのを防ぎます。
豚バラ肉を加えても美味しいですし、豆板醤を加えてピリ辛にしても美味しいですよ。
- きゅうりは斜めに5ミリ程度にスライスし、塩もみして水分を切る。
- 溶き卵に塩・コショウを加え、ごま油を加えて熱したフライパンに投入して軽く炒める。
- ふわふわになったら、溶き卵を一度取り出す。
- フライパンに残りのごま油としょうがを入れ、きゅうりを加えて中火で炒める。
- きゅうりに軽く火が通ったら卵を戻し入れ、醬油・塩・コショウで味を整えて完成。
◆ちくわときゅうりの炒め物 https://youtu.be/7TqWIpUzLOw ※炒め物の場合でもちくわとの相性はよく、お弁当のおかずにもぴったりです。
夏はやっぱりきゅうり!
きゅうりと言えばサラダや漬物で食べるイメージが強く、また栄養が無いというイメージも強め。 しかし水分たっぷりのきゅうりは利尿作用が強く、夏バテ防止に効果が期待できる野菜なんですよ。 食べ方もサラダだけでなく、炒め物にしても美味しい野菜。大きく育ったきゅうりや曲がったきゅうりなども、これなら沢山食べられて嬉しいですね。夏に美味しいきゅうりを食べて、元気に夏を乗り越えませんか?
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