朝の時間がない日に限って発見してしまうひどい寝癖。今からシャワーを浴びる時間はないし、慌ててドライヤーをかけてもなかなか直らない!
寝癖のまま出かけるとだらしなく見られてしまうこともありますし、周りの目が気になって一日テンションが下がりっぱなしですよね。
でも寝癖は簡単に、そして確実に直せるものなんです。
寝癖の簡単な直し方、そして予防方法についてまとめました。
そもそもなぜ寝癖がつくの?
夜シャンプーをしたあとのドライヤーが不十分で、髪の根元に水分が残ったままだと、寝ている間に頭の重みで髪が枕などに押し付けられて、髪は曲がったままの形で寝癖となってしまいます。
これは髪の内部の「水素結合」によるものなのです。
水素結合というのは分子結合の一種なんですが、髪が濡れている状態から乾くときに、髪の内部の分子がだんだん結合していきます。それで寝ている間に髪が折れ曲がっていると、そのままの形となってしまうんです。
寝癖を直すポイントは?
寝癖になる原因をふまえると、寝癖を直すポイントは次のようになります。
髪を濡らす
髪をしっかり濡らして、水の力で内部の水素結合を解き、再びドライヤーで乾かして水素結合をまっすぐ整えます。
髪の根元に重点を置く
寝癖の原因は、夜のあいだ頭の重みにおさえつけられて曲がってしまった髪の根元の「うねり」ですので、根元を水で濡らし、そのあと乾かしていきます。
簡単にできる、寝癖の直し方!
それでは、効率よく確実に寝癖を直す手順を具体的にご紹介しますね!
蒸しタオルをつくる
寝癖を原因の水素結合を手早く完全に解くために、水と蒸気の力を利用します。
フェイスタオルを水で濡らし、ゆるめに絞ってビニール袋に入れ、1分レンジにかけて
水分多めの蒸しタオルを作ります。
蒸しタオルを髪の根元中心に巻く
髪の根元に十分水分がいきわたるように、そのまま30秒ほどおきます。
※もし、蒸しタオルを作る時間もない!という日は、霧吹きで髪の根元がしっとりするまで濡らす方法でも大丈夫です。
乾かして寝癖をとる
蒸しタオルをとったらすぐ、ドライヤーで乾かします。
髪を少しひっぱりながら、毛の方向に沿ってドライヤーをかけると早くまっすぐに直りますよ。
※蒸しタオルを美顔や小顔づくりに活用する方法も!休日にぜひトライしてみて下さい。
寝癖を予防するにはどうしたらいい?
ドライヤーで!
寝癖の原因は、寝る前の髪に水分が残っていることなので、シャンプー後にとにかく根元をしっかりドライヤーで乾かすことで、翌朝の寝癖を予防することができます。
長い髪の方はドライヤーのとき、つい髪ばかり乾かすことに意識が行ってしまい、根元が生乾きという状態になりがちですが、毛先よりもとにかく根元をきっちり乾かす!ということを意識してドライヤーをかけましょう。
少し余談ですが、私が美容師さんから聞いた話によると、頭皮は生乾きの状態で放置すると、雑菌が繁殖しやすくなるそうですよ。怖いですね!
雑菌によって頭皮が炎症を起こしてしまうことがあるということなので、それを防ぐためにも根元は完全に乾かしたいものです。
寝癖は予防できる。でも寝癖がついてしまっても数分で治せます。
朝の貴重な時間をなるべく無駄にしないように、髪の根元を完全に乾かしてから寝て、寝癖を予防するのがベストです。
でも万が一疲れていてうっかり乾かさずに寝てしまい、翌朝寝癖がついてしまっていても大丈夫!
- 1分で蒸しタオルを作る
- 30秒髪の根元に当てる
- 素直になった髪をドライヤーでまっすぐ乾かす
この数分で完全に寝癖を直すことができます。ぜひ試してみてくださいね!
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