福岡、大宰府のお菓子として有名な梅が枝餅(うめがえもち)。
小豆餡(あずきあん)をパリッとしたお餅の皮が包んでいて、とっても美味しいですよね!ついつい何個も食べたくなってしまいますが、気になるのがカロリー。
梅が枝餅のカロリーや保存方法、そして美味しくいただく方法などについてまとめました。
梅が枝餅とは?
「梅が枝餅」は、主に福岡太宰府市で販売されている餅菓子の一種です。
小豆餡を薄い餅の生地で包み、梅の刻印が入った鉄板で焼いた焼餅で、焼きあがると中心に軽く梅の刻印が入るようになっています。
「梅が枝」という名称は、大宰府天満宮の祭神である菅原道真の逸話に由来しているんですよ。
梅が枝餅の由来は?
時は平安時代。無実の罪で大宰府に左遷された菅原道真公は罪人同様の生活を強いられていました。毎日の食事にも事欠くという悲惨な暮らしぶりを見かねた近くの老婆が、粟餅を梅の枝に巻き付けて菅公に差し入れたといわれています。
後に老婆は浄妙尼(じょうみょうに)と呼ばれ、人々に慕われました。道真公臨終の地に浄明尼寺を建立して道真公を弔い、また餅を持参しては公の無聊(ぶりょう)を慰めた【心を楽しませた】といわれています。
大宰府天満宮参道の門前町では、このような故事にちなんで梅が枝餅が作られるようになり、「大宰府といえば梅が枝餅」と言われるほど名物土産となりました。
どのお店の梅が枝餅が有名?
大宰府天満宮の参道には梅が枝餅を販売するお店が多くあります。
梅が枝餅協同組合に入っているお店で、登録商標を取得し価格の統一も行っているそうですが、もちろん味はそれぞれのお店で異なり個性があります。是非食べ比べて好みの味を見つけてみて下さいね。
中でも有名な梅が枝餅のお店としては、
- 「かさの家」
- 「萬屋」
- 「お石茶屋」
- 「きくち」
- 「寺田屋」
といったお店があります。
梅が枝餅のカロリーはどれくらい?
お店によって大きさや餡の量がまちまちですが、梅が枝餅のカロリーは一個でおおよそ160~170キロカロリーといわれています。あんこの串団子一本160キロカロリーとだいたい同じくらいです。
美味しくて食感も良いのでいくつも食べたくなりますが、ダイエット中の方は食べすぎに注意が必要ですね。
日持ちはするの?
焼きたてがおいしい梅が枝餅は、作りたてをいただくのが理想的ですが、常温・冷凍でも保存することができます。
常温では?
製造日から4~5日は常温保存できます。
冷蔵庫に入れるとお餅の水分が抜けて、固い食感になってしまうため、常温保存のほうがおすすめです。
冷凍では?
一つずつラップにくるんで冷凍しましょう。
冷凍用として製造された梅が枝餅は6カ月冷凍保存できるものが多いですが、常温保存のものを購入して一度空気に触れてしまっているものを冷凍する場合は、1カ月ほどを保存の目安にした方が良いでしょう。
梅が枝餅の美味しい食べ方
○常温で保存していた梅が枝餅は、
- 電子レンジで40秒
- オーブントースターで2〜3分
- 炊飯器のごはんの上に置いて15分ほど
といった方法で温めることで美味しくいただけますよ。
○冷凍保存していた梅が枝餅は、
- 電子レンジで約1分
- 炊飯器のごはんの上に置いて30分
解凍します。
そのままだと「もっちり」、さらに数分トースターにかけると「パリッと」した食感が楽しめます。
自然解凍してそのままいただくと、ひんやりもっちり食感が夏場にピッタリです。
※大宰府天満宮の歴史を感じる佇まい、とても素敵ですね!
「【歩撮】大宰府天満宮駅から本殿まで」
太宰府天満宮の門前町の風物詩である梅が枝餅
初詣や天満宮のお祭りの日には、お店ごとに違う味わいを求めて長い行列ができるそうです。
お餅の皮と小豆餡の組み合わせが絶妙に美味しい梅が枝餅をいただきながら、歴史に思いをはせてみるのも時にはよいですね!
常温や冷凍で保存でき、調理方法によって「パリッと」「もっちり」「ひんやり」といろいろな食感になりますので、梅が枝餅のいろいろな美味しさを楽しんでみてください。
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