重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダの違いは?使い分けてラクにお掃除!

お料理にお掃除に。最近のエコ意識の高まりにつれ、重曹を暮らしのあれこれに活用されている方が増えています。

なかには、エコ掃除の話題では重曹に加えてクエン酸セスキ炭酸ソーダの名前もよく耳にするけど、重曹との違い使い方はよく分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダそれぞれの特徴をチェックして、上手に使い分けてお掃除に活用しましょう!

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重曹とは?

重曹の正式名は炭酸水素ナトリウムです。

別名では、
・重炭酸ナトリウム
・重炭酸ソーダ
という呼び方もされます。

重曹の特徴は?

重曹はナトリウムの炭酸水素塩であり、弱いアルカリ性です。アルカリ性ですから、油汚れなど酸性の汚れやニオイ落としに効果があります。

純度の高さによって3つのランクに分かれています。

・医療用重曹
純度が一番高く、値段も一番高いです。

・食用重曹
お料理用の重曹です。パンやケーキの膨張剤、野菜のあく抜きなどに使われています。
強すぎない研磨効果を生かして、歯磨きに使う方法もあるとか。

・工業用重曹
お掃除用にはもっぱらこの工業用重曹を使います。アルカリ性の性質と、水に溶けにくい粒のスクラブ効果で、酸性・油性の汚れ落としに効果を発揮します。

重曹を使う上での注意点は?

  • 水に溶けにくいので、スプレーとして使うのには向いていません。
  • アルミ素材のものには使えません。黒ずみの原因となります。
  • 弱アルカリ性ですので手肌には比較的優しいものの、使い続けるとタンパク質を分解することによる肌荒れの原因となります。

クエン酸とは?

クエン酸は、柑橘系などに含まれる有機化合物です。

クエン酸の特徴は?

クエン酸は酸性ですので、アルカリ性の汚れを中和する働きがあります。水垢や石鹸カス、トイレなどアルカリ性の汚れ落としに効果的です。

また除菌や消臭の効果もあります。

クエン酸を使う上での注意点は?

  • 塩素系の洗剤と一緒には使えません。有毒ガスを発しますので厳禁です。
  • 大理石には使えません。大理石の主成分は炭酸カルシウムですので、酸で溶けてしまいます。

セスキ炭酸ソーダとは?

セスキ炭酸ソーダは、炭酸ナトリウムと重曹の複塩で、両者の中間的な性質を持ちます。ほどよいアルカリ性で、酸性汚れを中和させます。

セスキ炭酸ソーダの特徴は?

重曹よりもアルカリ度が高く、汚れ落とし効果も高くなります

水に溶けやすいので、水に溶かしてスプレーとして使うと便利です。重曹と同様に油性の汚れ、また血液汚れにも効果があります。

セスキ炭酸ソーダを使う上での注意点は?

セスキ水溶液の濃度を濃くし過ぎると家具の塗料が剥がれることがあるので、まず目立たない箇所でテストをしてから使用してください。

また、白木の家具はシミになる可能性があるので使わないで下さい。

アルカリ度がほどほどにあり手荒れの原因になるので、肌の弱い方は手袋をして使用すると安心です。

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重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダの使い分けは?

重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダの使い分けの基本は、

  • 油性汚れには、重曹またはセスキ炭酸ソーダ
  • アルカリ性の汚れには、クエン酸

ですが、さらに汚れの程度や場所に応じて最適なものを使いましょう。

それぞれについてのオススメの使い方をご紹介します!

重曹を使ったオススメ掃除

ガスコンロの五徳の頑固な油汚れに

鍋に五徳と五徳が浸る程度の水、多めの重曹を入れて5分ほど沸騰させ、そのあと一晩放置すると、油汚れが緩んで綺麗に落とせます。

電子レンジ内にこびりついた油汚れに

重曹に適量の水を加えてペースト状にしたもので、汚れをこするとみるみる落とせます!

クエン酸を使ったオススメ掃除

クエン酸水スプレー

クエン酸水スプレーを作っておくと様々な場所に使えて便利です。
250mlに対しクエン酸を小さじ1〜2杯溶かしたものをスプレーに入れて使います。

トイレのタンクの頑固な水垢に

水垢の汚れを覆うようにトイレットペーパーを乗せ、その上からクエン酸水スプレーをトイレットペーパーが十分湿る程度までスプレーします。4〜5時間放置すると水垢が緩んで落とし易くなりますよ。

バスルームの鏡の水垢、石鹸カスに

鏡にクエン酸水スプレーをしてから拭き取ります。汚れが頑固な場合はキッチンペーパーやトイレットペーパーでパックして放置します。

セスキ炭酸ソーダを使ったオススメ掃除

セスキ溶液のスプレーを作っておく

水に溶けやすいので、セスキ溶液のスプレーを作っておくと用途が広がり便利です。
油性で、スプレーして使いたい広範囲の汚れに向いています。

セスキ溶液は、水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯の割合で作ります。

油で汚れた皿やフライパンに

すぐに洗剤で洗うとベタベタしてしまう油汚れ。セスキ溶液をスプレーしてから洗うと油汚れがサッと落とせます。

ドアや引き出しの取っ手、スイッチの手あかや皮脂汚れに

セスキ溶液をスプレーしてから拭き取ります。スッキリ綺麗になりますよ。

※重曹とクエン酸の合わせ技でキッチンの排水口をスッキリお掃除!気になる匂いも消臭できますよ。

重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダを上手に使い分けてエコ&ラクにお掃除を

いかがでしたでしょうか?

お掃除はストレス解消にもなる家事と言われますが、今までは手荒れも心配でしたよね。

でも重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダを使ったお掃除であれば、界面活性剤の入った洗剤でのお掃除よりも自然や人体への負担が少なく安心です!

それぞれの特徴を生かして使い分け、家の中をピカピカにお掃除しましょう。

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