「石油ストーブ」といえば、寒さの厳しい季節に最もパワフルに部屋を暖かくしてくれて、そのわりにコストも少なめ!昔ながらの、ありがたく頼もしい暖房器具ですね。
ただひとつ大変なのは、重い「灯油」が必要なこと。そして無くなるたびに、「灯油」を給油し続けなければならないこと…ですよね。
がんばって灯油を準備したのに、灯油を入れる時にこぼしてしまった!なんてことが、
しょっちゅう起こります。
懐かしくも暖かい「石油ストーブ」をこれからも末長く使い続けるために、今回は、よくありがちな「灯油をこぼした時の対処法」について、お話したいと思います。
灯油をこぼした時の対処法
玄関などで灯油をこぼしてしまった時、「どうしたらいいの?」とあせってしまいますよね。
そんな時でもあわてないために、あらかじめ「応急処置」を知っておくといいですね!
「応急処置」にはこんな方法があります。
- 不要なタオルや新聞紙などで、灯油を吸い取ります。
- 「粉の洗濯洗剤」や「小麦粉」などをこぼれた箇所にふりかけましょう。
- 灯油を吸い取らせたら、その粉を掃除機で吸い取ります。
- さらに雑巾で水拭きします。
この応急処置で、臭いもシミもよく取れます!
ポイントは、粉の洗濯洗剤や小麦粉のような「粉」をふって、灯油を吸い込ませることですね。
もしそうした粉が無ければ、「重曹」や「塩」でも代用できます。
灯油の近くに、「粉の洗濯洗剤」か「小麦粉」をいつも常備しておくと、あわてなくていいかもしれませんね。
灯油の臭いはどうやって取る?
応急処置はしたものの、どうしても灯油の臭いが残ってしまうこともありますね。灯油の臭いが残ってしまったら、どうしたらよいでしょうか?
おすすめの方法を、5つご紹介します
雑巾を水でぬらして、水拭きする
バケツに水をためて雑巾をぬらし、こぼした跡を拭きます。何度も雑巾をバケツの水で洗いながら、繰り返し拭くとかなり臭いがとれます。
やはり何といっても、「水拭き」はお掃除の王道ですね!
ミカンやレモンなど、柑橘系の皮で拭く
ミカンやレモンなどの柑橘系の果物には、消臭効果があります。こぼした跡をミカンの皮などでこすると、灯油の臭いもとれて効果的ですよ。
ただし無臭というより「柑橘系の香り」になるかもしれませんので、お好みで。
コーヒーかすで拭く
ごぼした跡にキッチンペーパーをひきます。その上に、紙のフィルターでコーヒーを出した後のコーヒーかすを置きます。
コーヒーかすが乾燥していればそのまま置きますが、湿っているようなら新聞紙を敷いて、その上に乗せます。
コーヒーかすの消臭効果で数日そのままにしておくと、自然に臭いがとれます。
ただ捨てるともったいない「コーヒーかす」。下駄箱の消臭にいいといいますが、こんな時にも大活躍ですね!
茶がらをまく
あらかじめ、お茶を飲んだ後の「茶がら」を乾燥させておきます。
茶がらをこぼした跡にふりかけて、しばらく放置してからほうきではきます。さらに水拭きすれば、すっきり臭いが取れます。
お茶を飲んだ後の茶がら、毎回捨てるだけではもったいないですね。茶からをあらかじめ乾燥させておくと、こんな時にも活躍して重宝ですよ。
消臭スプレーをふりかける
最近の消臭スプレー、ものすごく種類が豊富です。
無臭を目指すものから、アロマ効果のものまで多種多様。好みの香りを選んで、臭いの残るところを中心にふりかけてみましょう!
臭いがとれるだけでなく、好みの香りが広がって気持ちも一新できるかもしれませんね。
いろいろな方法がありますが、どの方法も「換気」を忘れないでくださいね。
「換気」もしつつ、色々な方法を試してみてください!
手についた灯油はどうする?
灯油を入れ替える時や灯油をこぼして拭いている時、灯油が手についてしまうとなかなか臭いがとれず、困りますね。
手についた灯油の臭いは、どうすればスッキリとれるのでしょうか?
おすすめの方法を 2つご紹介します。
サラダ油をぬる
サラダ油を手全体になじませ、両手をしっかりこすり合わせます。
そして、ハンドソープか石鹸で油分と洗剤がしっかり混ざるようにこすり合わせ、水かぬるま湯で洗い流します。
灯油とサラダ油を同化させ、手から離れやすくしてから石鹸やハンドソープで手から分離させるという方法です。
途中、洗剤と灯油をこすり合わせる時は、水を使わずに洗剤のみでこすり合わせるとうまくいきますよ!
※なぜか臭いが取れます!不思議な「サラダ油」
https://youtu.be/soBTxcnNupA
みかんの皮をぬる
みかんの皮で、手全体をよくこすります。そして、ハンドソープか石鹸を使って、水かぬるま湯で洗い流します。
みかんの皮には微量の油分が含まれており、灯油を分解してくれます。
それを石鹸で洗い流すと灯油の臭いまで洗い流すことができ、臭いがスッキリとれます。
みかんの皮のあのプチプチに効果があるので、みかんは「生」(なま)で使ってくださいね!
石油ストーブもいいかも?
最近、冬はエアコンやガスファンヒーター、電気ストーブなど、「灯油」のいらない暖房器具を使っている方が多いですね。
「灯油」というと、
- どうしても買うのが重くて大変…
- すぐなくなるし補給するのが大変…
など、面倒なイメージを持っている方も、多いのでは?
私もその一人でしたが、冬の最も寒い時期になると、最近はエアコンなどではパワーが足りず、石油ストーブのパワフルな暖かさが懐かしくなります。
年々冬の寒さが厳しくなっている感もあり、「灯油」をこぼしてしまった時の面倒臭さが解消されるなら…
「石油ストーブ」復活もありかな?なんて思う今日この頃です。
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