加湿器、使っていますか?
空気がカラカラに乾燥する季節は、喉の潤いを保ち、インフルエンザを予防するのに加湿器が良いと言われますよね。
でも、「本当に効果があるのか、よくわからない・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
加湿器には私たちの身体の健康を保ち、美容にも良いさまざまな効果があるんですよ!
加湿器の持つ優れた効果と、効果を高めるお部屋での置き方についてご紹介します。
加湿器を使うことによる効果は?
加湿器の優れた効果を、大きく
- 健康編
- 美容編
に分けて見てみましょう。
加湿器の効果【健康編】
ウイルスが活動できないようにする
インフルエンザウイルスに代表される各種ウイルスは、紫外線が少なく、湿度が低い季節に活動的になります。
冬にインフルエンザが流行してしまうのはこのためですね。
また、ウイルスは風に乗って移動していきますが、空気中に水の分子があると進路を妨害されて、次の感染先まで行き着くことができません。
部屋の湿度を上げることは、ウイルスの活動を抑止するのにとても効果的なのです。
喉や鼻の粘膜を健康に保つ
朝起きたら、喉が渇いてイガイガ感があり、不調を感じているうちに風邪を引いてしまった、ということはありませんか?
通常であれば、喉や鼻の粘膜に生えている線毛とよばれる細かい毛が、外部から侵入したウイルスを体外に排出する働きをしているのですが、空気が乾燥して粘膜の水分が失われると線毛の働きも低下してしまい、ウイルスが体内に入り込みやすくなってしまうのです。
加湿器を使うことで、鼻や喉の異物排出機能を正常に保つことができます。
ドライアイの防止
カラカラに乾燥した空気は、ドライアイも引き起こしてしまいます。ドライアイになると、目の表面の細胞に傷がつきます。
これによって、
- 目がショボショボする
- 痛み
- まぶしい
- 目の疲れ
など慢性的な不快感を覚えるようになります。
症状が進行すると、視力の低下にもつながってしまいます。
部屋の湿度を保ってドライアイの予防をすることは、目の健康のためにとても大切です。
加湿器の効果【美容編】
美肌効果
冬になると肌が乾燥して、肌のかゆみやカサカサ粉吹きなど肌トラブルが気になるようになってしまいますよね。
乾燥肌は、肌のバリアが機能できない状態です。
肌表面の角質層が水分を失って、外部から肌を守ることが出来なくなってしまうんです。そして異物や菌が侵入しやすくなり、さらなる肌荒れの原因に・・。
また、水分を失った肌はそれを補おうと油分を分泌し、水分と油分のバランスが崩れて大人ニキビなどの吹き出物も起きやすくなってしまいます。
肌表面に水分を届けることは、美肌を保つために欠かせないのです!
美髪効果
肌よりもお手入れが後回しになってしまいがちな髪ですが、髪も肌と同じくらい水分を必要としているんですよ。
特に気をつけたいのが、冬になると起こりやすくなる静電気。静電気は乾燥した場所で起き、髪表面のキューティクルを摩擦で剥がしてしまいます。
キューティクルの保護を失った髪は、内側のタンパク質や水分が流出してパサパサと潤いのない質感になってしまうのです。
しっとりつややかな髪のためにも、加湿器は有効です。
部屋の湿度を保つことは人間だけでなく、もちろんペットの健康にも良いです。でもペットにとっては、加湿器のミストはとても不思議な存在のようですね!
加湿器の効果的な置き方は?
健康と美容に効果的な加湿器ですが、置き方を工夫することでより効果を高めることができますよ!
部屋の中央付近に置く
出入り口に近いところに設置してしまうと、せっかく加湿した空気が部屋の外に逃げていってしまいます。部屋の隅々まで加湿器の効果をいきわたらせるために、なるべく部屋の真ん中に近いところに置きましょう。
エアコンの近くではないところに置く
エアコンの温風が当たるところに置くと、加湿器が乾燥した送風を感知して、必要以上に部屋を加湿してしまうおそれがあります。
床から70〜100cmの高さに置く
床に近い位置には、冷たい空気がたまっています。空気は温度が低いほど湿度が高くなるので、床に加湿器を置くと必要以上に部屋を加湿しようとしてしまいます。
テーブルの上など、腰の高さの位置に設置すると良いでしょう。
冬の健康と美容に加湿器の効果を活用しよう!
関連記事:気になる冬の乾燥。加湿器が無くても部屋を簡単に加湿する方法は?
風邪を引きやすかったり、肌や髪の調子がいまいち良くなかったり、冬は身体の不調を感じやすい季節。
ですが、長い時間を過ごすお部屋に加湿器をおくことで不調をやわらげてくれるので、少しだけ冬が苦手ではなくなりそうですね。
加湿器の効果プラス、効果を高める置き方で、お部屋の中で快適に過ごしましょう!
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