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ネギトロの名前の由来は?
もともとネギトロは、東京浅草の金太楼鮨三ノ輪店でマグロの骨や皮についている身を削いで巻き寿司として賄い料理としていたもの。 それを常連客に出したところ評判になり、1964年に本店のメニューとして採用されることになったのがはじまりです。名前の由来は、金太楼鮨本店の会長がよく家族を浅草の店舗「むぎとろ」に連れて行っていたことから、語呂合わせで「ネギトロ」と名付けたと言われています。 また、マグロの中落ちをスプーンなどでこそげることを、 「ねぎる」 「ねぎ取る」 と言っていたことにも関連しているとのこと。 やはり、野菜の葱は名前の由来には関係がなかったんですね。
※築地魚河岸にて、マグロの中落ちを「ねぎ取って」いる様子です。
でも、「ネギトロ」の名前の由来は「葱」でなくても、マグロの脂身のうまみと野菜の葱は、風味も食感もベストマッチですよね!
ネギトロのカロリーは?
スーパーなどで売っているネギトロのカロリーは、100gで300kcalほどです。 お寿司の軍艦でいうと、1皿(2貫)で110〜120kcal。脂身が多い割には、それほどカロリーが高くない印象ですね。ところで、もともとネギトロというのは、魚の骨の隙間にある中落ちや、筋の多い部位や皮の裏にについた身を削げたすき身とみなされます。 なので、本マグロを一本丸ごと買い付けるような店でしか出ることのない寿司種でした。 それをもっと手軽に楽しめるようにと、工業的な手法で製造された具材が出回るようになりました。
現在「ネギトロ」として流通している大量生産品は、キハダマグロやビンチョウマグロなどの材料に魚油や植物油などの油脂や調味料、着色料などを加えて味と食感を向上させている人口ネギトロがほとんどです。 「植物油を加えたものはネギトロとは呼べない」として消費者団体などが問題視したこともありました。 そもそも
- 本マグロの中落ちを使ったネギトロは高価でとても希少であること、
- 消費者のネギトロへの需要が高いこと
ネギトロのおすすめの食べ方
脂身のうまみを感じられる割にはそれほどカロリーが高くないネギトロですが、やはり油分は多く含まれます。それから単品ですと栄養が偏ってしまいますので、
- 汁物など脂っこくないものと一緒にいただく
- 野菜を一緒にたべて栄養バランスをよくする
お店での食事なら、みそ汁やおひたしを一緒に注文しましょう。ネギトロ丼の場合はどうしても炭水化物が多くなりすぎてしまうので、可能であればごはんの量を少なめにしてもらえると良いですね。
また家での食事なら、
- とろろをかけて「山かけ」にする
- 煮物を副菜とする

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