お鍋の季節になると大活躍するのが、さっぱりと美味しいポン酢です。
お鍋のタレ以外にも、おしょうゆ代わりに使ったりドレッシング代わりに使うことも。一方でお鍋専用のイメージもあり、常備していない家庭もあるかと思います。
そんな時にポン酢が欲しくなった時や、買ったけど余った時はどうすれば良いのでしょうか。
そこで、
- ポン酢の代用となるもの
- ポン酢を余らせないレシピ
を紹介します。
ポン酢がないときに代用できるもの
ポン酢とは
一般的に「ポン酢」と呼ばれるものは、正しくは「ポン酢しょうゆ」というもの。
ポン酢はゆずなどの柑橘類に、お酢などの酢酸を混ぜて保存性を高めたもの。一方の「ポン酢しょうゆ」は、しょうゆなどに柑橘類を混ぜた調味料です。
このあとの説明では「ポン酢」としますが、今回紹介するのは「ポン酢しょうゆ」の方となります。
最低限の材料でポン酢を作る
ポン酢の材料ですが、しょうゆ・お酢・酒・みりん・昆布などの出汁・ゆず果汁が主な材料。
なのでポン酢は、材料さえ揃えば家庭で簡単に作ることが可能。
またこれらの材料が全て揃わなくても、代用品が作れます。好みに合わせてお酢の量で調整しましょう。
しょうゆとお酢
「しょうゆ5:お酢2」
柑橘類が入らないため、ポン酢というより酢醤油に近い味わいとなります。
めんつゆとお酢
「めんつゆ1:水1:お酢1~2」
めんつゆの濃度や味わいは、メーカーによって違います。
柑橘類入りのポン酢を作る
しょうゆの旨味とお酢の酸味があれば、とりあえずはポン酢の代用とはなります。
しかし柑橘系の香りがないと、どこか物足りないのも事実。
もし柑橘系の果物などが手元にあれば、本格的なポン酢作りも可能。先ほどのレシピに柑橘類を絞ってもいいのですが、せっかくなのでより美味しいポン酢を作りましょう。
柑橘類の絞り汁 大さじ1~3
しょうゆ 大さじ1
みりん 小さじ1(柑橘類によっては加えなくても良い)
お酢 小さじ1~2
和風だしの素 小さじ1/2
- 柑橘類は絞ってから茶こしなどを通し、皮や種など不純物を取り除く。
- 1にしょうゆ・お酢・和風だしの素をくわえて混ぜる。
- 甘味が足りないようなら、みりんを少しずつ加えて完成。
使用する柑橘類ですが、基本は「ゆず」や「すだち」が最適。無ければ次の果物でも代用可能です。
・レモン
酸味が強いので、お酢は入れずにみりんで甘みを調節しましょう。
(※「ポッカレモン」のようなレモン味の調味料や、焼酎用の濃縮レモンでも代用可能です。)
・みかんやオレンジ
甘味の強いみかんを使う場合は、みりんを入れずお酢の量をプラス。
※ご家庭の味を作りましょう、ポン酢の作り方
より本格的な味わいにしたいなら、かつおぶしや昆布を漬け込むとより美味しくなります。
ポン酢を使ったレシピ
大根と鶏肉のポン酢煮
鍋のイメージが強いポン酢ですが、お肉を煮るときに使うとお酢の力で柔らかくなります。
鶏手羽元 8本~10本
大根 15センチ程度
ポン酢 150cc
水 400cc
和風だしの素 小さじ2
すりおろし生姜 小さじ1
すりおろしにんにく 小さじ1/4(チューブの場合1センチ弱)
- 大根は皮をむき、乱切りにする
- 大きめのフライパンに鶏手羽元を入れ、火を入れて表面に焦げ目がつく程度に焼く。
- 2に大根・水・和風だしの素を入れ、アク取りをしてから蓋をして10分程度中火で煮る。
- 大根が透き通ったら、ポン酢・しょうが・にんにくをくわえて20分程度煮込む。
- 大根に味が染みたら完成。
お好みでゆで卵も一緒に煮ると、美味しい煮卵になりますよ。この味付けはやや薄味ですので、好みに合わせて塩を加えるなどして味を調整しましょう。
ナスと豚肉のポン酢炒め
さっと作れるのに味がしっかりしているので、時短メニューに最適です。
ナス 3~4本
玉ねぎ 1個
豚ばら肉 2枚
ポン酢 大さじ1~2
サラダ油 大さじ1
- ナスは乱切りに、玉ねぎはくし切りに、豚ばら肉は1.5センチ程度の幅に切る。
- フライパンに油を入れて加熱し、ナスを入れて炒める。
- 玉ねぎ・豚ばら肉をくわえて、火が通るまで炒める。
- ポン酢を周り入れ、全体に味が馴染んだら完成。
お好みで一味とうがらしを振ると、ぴりっとしたアクセントになって美味しいです。
味加減で自分好みに
ポン酢はお鍋に欠かせない調味料ですが、鍋以外の使い方が分からずに持て余しがち。
ですが、煮物や炒めものの調味料に使えば、賞味期限が近くなっても使い切ることが可能です。また材料が揃えば手作りできるので、使いたい時にサッと作るのも良いですね。
自分で作れば味の調節も可能ですし、レモンやみかんのポン酢といった変わり種も味わえます。
様々な使い方ができるポン酢を手作りして、季節や料理を問わず楽しみませんか?
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