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そうめんかぼちゃとは

ズッキーニの仲間
そうめんかぼちゃは西洋かぼちゃの一種で、近い仲間にはズッキーニが。見た目はそれほど大きくはなく、やや大きめな瓜といった印象の野菜です。 日本には明治時代に伝わり、現在では石川県が主な生産地に。 全国的に栽培はされていますが、ほとんどは地元で消費される程度の収穫量となっています。また収穫時期は夏ですが、他のかぼちゃと同様に長期間の保存に適した品種。 寝かせた方が食べやすくなり、冬頃まで美味しく食べられる野菜なんですよ。世界各地でも
そうめんかぼちゃの正式名称はキンシウリ。漢字で書くと「金糸瓜」となります。 これは茹でると果肉が糸状にほぐれるからで、「そうめんかぼちゃ」という名もその様子から。 別名もいくつかありますが、「素麺瓜(そうめんうり)」「糸瓜」と糸や麺に関する名前となっています。 海外でも麺に見えると感じるのは同じようで、英語では「スパゲッティ・スカッシュ(spaghetti squash)」の名前が。スカッシュは瓜のことなので、スパゲッティみたいな瓜ということですね。そうめんかぼちゃの茹で方は

茹でるときは輪切りにして
そうめんかぼちゃは、薄い甘みと、シャキシャキした食感が特徴の野菜。この食感を生かすために、美味しい茹で方をマスターしましょう。
■そうめんかぼちゃの茹で方
- 両端を2センチほど切り落としてから、3~5センチ程度の輪切りにして種とワタを取り除く。
- 大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら1がお湯に全体が浸かるように入れる。
- 10分~15分程度茹でる。
- 途中何度か菜箸で果肉を刺し、果肉がほぐれたり箸がすっと通るようなら茹で上がり。
- 流水にさらして一気に粗熱を取る。
- 手で持てるようになったら、冷水の中で皮から果肉をほぐし取る。
- ほぐした果肉を新しい冷水で洗い、ザルにあけて水を切る。
そうめんかぼちゃ(金糸瓜)の茹で方 ※茹でるまでは「糸?」と思いますが、ほぐすとあっという間に糸状になって驚きますよ!
茹でるポイントは?
そうめんかぼちゃを美味しく茹でるポイントは、茹で加減を見極めることです。というのも、そうめんかぼちゃは茹で過ぎると、シャキシャキ感が失われてしまうからです。 10分~15分茹でると書きましたが、これは目安の時間。茹で上がった状態からも熱が通るので、果肉がほぐれた時点ですぐ冷水で冷やしましょう。オススメのそうめんかぼちゃの食べ方
そうめんかぼちゃサラダ・中華風
そうめんかぼちゃのシャキシャキ感を味わうなら、和え物やサラダにして食べるのがオススメ。特にごま油との相性が抜群なので、中華風サラダにしませんか?
■材料
そうめんかぼちゃ 1/2個程度
きゅうり 1~2本
カニカマ 2~3本
スライスハム 2~3枚
※お酢 大さじ1~2
※しょうゆ 大さじ1
※砂糖 小さじ1~1と1/2
※ごま油 小さじ1
※白ゴマ 適量
※印の調味料は、あらかじめ混ぜておきます。
■作り方
きゅうり以外にも、ちぎったレタスや春雨を加えても美味しいですよ。
- そうめんかぼちゃは茹でてほぐし、水気を切っておく。
- きゅうり・カニカマ・スライスハムは千切りにする。
- 1と2を混ぜ、※を加えて和えれば完成。
そうめんかぼちゃで炒め物
そうめんかぼちゃはを炒め物に加えると、シャキシャキ感がアクセントとなって美味しくなります。
■材料(2~3人前)
茹でたそうめんかぼちゃ 1個分
豚バラ肉 50g程度
玉ねぎ 1個
ごま油 大さじ1~2
しょうゆ 大さじ1
塩・コショウ 少々
■作り方
そうめんかぼちゃを加えたら、あまり火を通さない事が美味しく仕上げるコツです。
- 豚バラ肉は一口大に、玉ねぎも食べやすい大きさにくし切りにする。
- フライパンにごま油を入れて加熱し、豚バラ肉を入れて炒める。
- 肉に火が通ったら、玉ねぎを入れて透き通るまで炒める。
- そうめんかぼちゃを入れて軽く混ぜ、醤油・塩・コショウで味をなじませれば完成。
違いにびっくり!

茹でた果肉はシャキシャキで、和え物やサラダにピッタリ。そうめんのようにしてめんつゆで食べる地方もあり、その食べ方も様々です。 スーパーでそうめんかぼちゃを見かけたら、ご家庭で茹でて食べませんか?
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