最近はスーパーでも、変わった野菜を見かけることが多くなりました。
一部の地域でのみ食べられている野菜を見かけると、どんな味なのか気になりますよね。そういった野菜の中でも、変わった野菜として知られているのが「そうめんかぼちゃ」。
その名の通り茹でると「そうめん」みたくなるのですが、どのようにして食べる野菜なのでしょうか。
そこで今回は、そうめんかぼちゃの茹で方やおすすめの食べ方についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
そうめんかぼちゃとは
ズッキーニの仲間
そうめんかぼちゃは西洋かぼちゃの一種で、近い仲間にはズッキーニが。見た目はそれほど大きくはなく、やや大きめな瓜といった印象の野菜です。
日本には明治時代に伝わり、現在では石川県が主な生産地に。
全国的に栽培はされていますが、ほとんどは地元で消費される程度の収穫量となっています。また収穫時期は夏ですが、他のかぼちゃと同様に長期間の保存に適した品種。
寝かせた方が食べやすくなり、冬頃まで美味しく食べられる野菜なんですよ。
世界各地でも
そうめんかぼちゃの正式名称はキンシウリ。漢字で書くと「金糸瓜」となります。
これは茹でると果肉が糸状にほぐれるからで、「そうめんかぼちゃ」という名もその様子から。
別名もいくつかありますが、「素麺瓜(そうめんうり)」「糸瓜」と糸や麺に関する名前となっています。
海外でも麺に見えると感じるのは同じようで、英語では「スパゲッティ・スカッシュ(spaghetti squash)」の名前が。スカッシュは瓜のことなので、スパゲッティみたいな瓜ということですね。
そうめんかぼちゃの茹で方は
茹でるときは輪切りにして
そうめんかぼちゃは、薄い甘みと、シャキシャキした食感が特徴の野菜。この食感を生かすために、美味しい茹で方をマスターしましょう。
- 両端を2センチほど切り落としてから、3~5センチ程度の輪切りにして種とワタを取り除く。
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大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら1がお湯に全体が浸かるように入れる。
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10分~15分程度茹でる。
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途中何度か菜箸で果肉を刺し、果肉がほぐれたり箸がすっと通るようなら茹で上がり。
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流水にさらして一気に粗熱を取る。
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手で持てるようになったら、冷水の中で皮から果肉をほぐし取る。
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ほぐした果肉を新しい冷水で洗い、ザルにあけて水を切る。
そうめんかぼちゃ(金糸瓜)の茹で方
※茹でるまでは「糸?」と思いますが、ほぐすとあっという間に糸状になって驚きますよ!
茹でるポイントは?
そうめんかぼちゃを美味しく茹でるポイントは、茹で加減を見極めることです。というのも、そうめんかぼちゃは茹で過ぎると、シャキシャキ感が失われてしまうからです。
10分~15分茹でると書きましたが、これは目安の時間。茹で上がった状態からも熱が通るので、果肉がほぐれた時点ですぐ冷水で冷やしましょう。
オススメのそうめんかぼちゃの食べ方
そうめんかぼちゃサラダ・中華風
そうめんかぼちゃのシャキシャキ感を味わうなら、和え物やサラダにして食べるのがオススメ。特にごま油との相性が抜群なので、中華風サラダにしませんか?
そうめんかぼちゃ 1/2個程度
きゅうり 1~2本
カニカマ 2~3本
スライスハム 2~3枚
※お酢 大さじ1~2
※しょうゆ 大さじ1
※砂糖 小さじ1~1と1/2
※ごま油 小さじ1
※白ゴマ 適量
※印の調味料は、あらかじめ混ぜておきます。
- そうめんかぼちゃは茹でてほぐし、水気を切っておく。
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きゅうり・カニカマ・スライスハムは千切りにする。
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1と2を混ぜ、※を加えて和えれば完成。
きゅうり以外にも、ちぎったレタスや春雨を加えても美味しいですよ。
そうめんかぼちゃで炒め物
そうめんかぼちゃはを炒め物に加えると、シャキシャキ感がアクセントとなって美味しくなります。
茹でたそうめんかぼちゃ 1個分
豚バラ肉 50g程度
玉ねぎ 1個
ごま油 大さじ1~2
しょうゆ 大さじ1
塩・コショウ 少々
- 豚バラ肉は一口大に、玉ねぎも食べやすい大きさにくし切りにする。
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フライパンにごま油を入れて加熱し、豚バラ肉を入れて炒める。
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肉に火が通ったら、玉ねぎを入れて透き通るまで炒める。
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そうめんかぼちゃを入れて軽く混ぜ、醤油・塩・コショウで味をなじませれば完成。
そうめんかぼちゃを加えたら、あまり火を通さない事が美味しく仕上げるコツです。
違いにびっくり!
そうめんかぼちゃは茹でると果肉がほどけ、まるで麺類のようになるかぼちゃ。
茹でる過程で魔法がかかったかに見えるので、親子で茹でると子供がびっくりしますよ。
茹でた果肉はシャキシャキで、和え物やサラダにピッタリ。そうめんのようにしてめんつゆで食べる地方もあり、その食べ方も様々です。
スーパーでそうめんかぼちゃを見かけたら、ご家庭で茹でて食べませんか?
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