玄関から漂う靴の臭い・・・梅雨の季節は特に気になりますよね。冬に履くブーツの臭いに悩む女性も多いでしょう。
また靴から靴下に移ってくる臭いもまた気になる悩みの一つです。靴の臭いに悩まされるのはほんとうにイヤー!ですよね。
そんないやな臭いの原因を知って、靴から臭いのもとを取り除きましょう。
靴の臭いの原因は?
では靴の臭いの原因とは一体何なのでしょうか。
実は、「皮膚常在菌」いわゆる「雑菌」が原因と言われています。雑菌(皮膚常在菌)は、身体全体に存在している微生物なんです。
もともと身体全体に存在しているのに、どうして靴の臭いの原因となるのでしょう。それには、「雑菌が繁殖する条件」と深く関わりがあると言われています。
次の3つの条件を基に、靴の臭いの原因を探ってみました。
1.温度が高い
雑菌の繁殖には、35℃前後の温度が好条件とされています。足の裏は靴を履くことにより、時期によって多少は違うものの30℃以上になると言われています。
好条件の温度で足の裏の雑菌が増殖したことが、履いている靴の臭いの原因の1つとなるんですね。
2.水分が多い
雑菌の急激な繁殖をもたらす条件は、湿度70%以上とされています。足の裏は靴を履くことにより、湿度がなんと90%以上にもなると言われています。
じめじめしてイヤですね。温度と同様、この水分についても靴の臭いの原因の1つとなります。
3.栄養源となっている
雑菌は汗や垢を栄養として繁殖します。
足の裏の汗も原因の1つですが、足を守るためにある角質も雑菌の栄養源となり、靴の臭いの原因の1つとなっています。
このようにして考えると、足の裏は雑菌が繁殖する3つの好条件が重なっています。雑菌は繁殖により臭いが強くなることからも、履いている靴の臭いの原因となることがわかります。
靴の臭いを取る効果的な方法とは?
靴の臭いを無くすためには、雑菌の繁殖を防げば良いということはわかりますが、靴を履くと、温度・湿度・汗、全てに関して防ぐことできませんよね。
それでは、靴の臭いを取る効果的な方法を3つご紹介しましょう。
1.洗って干す
一番手間はかかりますが、
- 洗って菌を殺すこと
- 干して菌を防ぐこと
が臭い取りには効果的です。
洗い方は、石鹸で丁寧に洗い、漂白剤につけて殺菌することが効果的です。革製品やブーツも専用の洗剤がありますので、家で洗うこともできますね。
干し方は、天日干しが最も効果があります。革靴等は傷む心配がありますので、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
靴を洗うことが大変であれば、手軽に洗えるインソールを使用することをお勧めします。
2.除菌消臭スプレーをかける
靴に除菌消臭スプレーをかけて陰干しするだけ、と一番簡単な方法ですが効果抜群です。
臭いが酷い場合は同じことを何度か繰り返してみてください。履く前にもスプレーをかけておいても良いですね。
実は除菌消臭プレーは市販でなくても、家でも作ることができます。
除菌力のある消臭スプレーの作り方がこちらの動画から見ることができます。一度作って試してみては?
アロマ消臭スプレーを作る 作り方
3.10円玉を靴に入れる
洗うのも手間、スプレーを買うのもお金がかかる、作るのも面倒、という人は10円玉をそのまま靴に入れてみましょう。
10円玉の銅の成分は、菌やウイルスにも殺菌効果を発揮すると言われています。銅が持つ微量金属作用が、細菌類の活動を抑える効果があるとされます。
臭いがひどい場合は10円玉の枚数を増やしてみてください。半日ずっと入れておくだけでも効果があるようですよ。
週に1度は角質ケアを
いかがでしたか?
1年中悩まされていた靴の嫌な臭いも、原因を知り効果的な臭いの取り方を試すことによって解消されるもの。
今回取り上げた方法で、除菌消臭された靴を履くように心がけましょう。
そしてそれと同時に、雑菌の繁殖の原因となる角質のお手入れをすることで、より良い足の環境を保てるのではないでしょうか。
角質ケアグッズで、週に1度は角質ケアをしてみるのも良いかもしれませんね。
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