
今回は、そんな「ふきのとうの栄養と効能、そしておすすめの食べ方」について、お話をしたいと思います。
ふきのとうに含まれる栄養素は?
「ふきのとう」には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?「ふきのとう」には主な栄養素が、約10種類含まれています。
以上のように、ふきのとうには、身体によい栄養成分がたくさん含まれてるんですね。 ただし食べ過ぎには注意が必要です。ふきのとうには、フキノトキシン(ペタシテニン)という成分が含まれており、肝毒性(発がん性物質)があるとされています。また食物アルカロイドは食べ過ぎにより、下痢を起こすことがあります。
とは言え、大量に食べ過ぎなければ心配はありません。出回る時期の短い食物でもあり、起こる確率は低いと言えます。 何事もほどほどに!ということですね。
ふきのとうのおすすめの食べ方
ふきのとうの美味しい食べ方にはどのようなものがあるのでしょうか?天ぷらが最高に美味しい!
なんといっても採れたてのふきのとうを、生のまま天ぷらにして食べるのは、最高に美味しいですね! ふきのとうの独特の苦みも、アクセントになってくせになる美味しさ。やはり山菜の天ぷらは王道ですね。
フキノトウ味噌
ふきのとうをゆでて、お味噌や調味料で和えた一品。ご飯のお供にもお酒のおつまみにも最高ですよ!※フキノトウ味噌の作り方レシピ~アレンジ一品料理もありますよ
その他にも、ふきのとうは、
- ピクルス
- 粕漬け
- 味噌漬け
- ひしお漬け
ちなみに「ふきのとう」と「ふき」の違いとは?
「ふきのとう」と「ふき」は実は・・
ところで、丸いお花のような形の「ふきのとう」と、細長い「ふき」には、どんな違いがあるのでしょうか? 一見、見た目から違う植物のように感じますが、実は、「ふきのとう」と「ふき」とは同じ植物なのです!そう聞くと、「ふきのとう」は花のつぼみで、「ふき」は茎の部分なのね!と勝手に納得しそうですが、実はあの長い「ふき」は、茎ではないのです! 「ふき」という植物は、茎が地上ではなく地下に埋まっていて、「ふき」として食べている部分は茎ではなく「葉柄(ようへい)」と言います。 葉柄とは、葉と茎の接続部分のことを指し、一般的に食べられる「ふき」とは、この葉柄の部分だったんですね!
アク抜きはしっかりと
栄養価的な違いをみると、実は「ふきのとう」の方が、冬の間に溜まった老廃物を排出させており、ふきよりもビタミンやミネラルが豊富で、栄養価が高いと言えます。 「ふきのとう」には少し苦みがありますが、あの苦みには栄養が豊富に含まれており、老化やがんを防ぐ働きもあります。 栄養価の高い「ふきのとう」と「ふき」ですが、先にもふれた通り、「ペタシテニン」という肝毒性が強い成分も含まれているため、アク抜きだけはしっかりすることが大切です。 アク抜きせず、生のまま天ぷらにする場合は、いくら美味しいからといっても、食べ過ぎには注意しましょうね!いつの日か粋な達人になりたいものです

山などを散策して、季節の山菜をとって旬のものを食べる。季節感があり、風情があっていいですね。 年配の方の中にはとても山菜に詳しい方もおられて、少し山を散策するだけで、色々な食べ物を摘み取れる方もおられます。なんだか尊敬しますね。 山菜には似たような種類のものや、食べられるもの、食べられないものもあって、なかなか通になるには年季がいりそうです。 でも、どうせ歳を重ねるのなら、山の植物の説明がサラッとできて、その場で料理ができるような、粋な達人になれたら素敵ですね。 まだまだ先は長そうですが、心の内に秘めた小さな目標にしたいと思います。
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