
今回は、パンが固くなってしまったパンをやわらかくする方法や最適な保存法についてご紹介します。
目次
フワフワのパンが固くなる理由は?
そもそもなぜパンはなぜすぐに固くなってしまうのでしょうか?原因は2つあります。
でんぷんの性質
でんぷんは時間とともに劣化して硬化する性質で、このことを「β化」といいます。 メーカー製のパンは固くならないように材料や袋包装に工夫が施されています。ですが、パン屋さんの手作りパンは裸売りのため空気にたくさん触れてしまうのでβ化しやすいのです。水分の蒸発
焼きたてのパンには水分がたくさん含まれています。この水分が時間とともに蒸発していくことでパンが固くなります。確かに、焼きたてのパンはしっとりとしていますよね。この水分のおかげであのフワフワが成り立っているのですね。
ふんわりとしたパンに戻す方法
柔らかかったパンが固くなってしまうともう食べたくなくなってしまいますよね。 でも、もう我慢して固いパンを食べなくても大丈夫です! 簡単にフワフワでしっとりしたパンに戻す方法がありますので、ぜひ参考にしてみてください。電子レンジとオーブントースターをフル活用!

- キッチンペーパーを水で湿らせて、パンを包む
- さらに上からラップで巻く
- レンジで30秒ほど加熱する (まだ固いときは10秒ずつ加熱して柔らかくなるまで様子を見てくださいね)
- 柔らかくなったらラップとキッチンペーパーを取り除く
- オーブントースターで2分ほど焼く
炊飯器にポンと入れておくだけ
保温状態の炊飯器にパンを入れておくだけでもふっくらとしたパンになります。ご飯がひっつかないようにアルミホイルをひいてからパンをのせて1時間ほど放置するだけです。 温め具合を確認する必要がないので、用事をしている間にサッと簡単に出来ますね。パンの保存法にひと手間加えるだけで美味しさを保てます

常温での保管方法
フルーツがのっているパンや、クリームが入ったパンは保存が利かないので、早めに食べる必要があります。常温で保存しておいて優先的に食べましょう。 常温で保管する場合は、水分が抜けないようにひとつずつラップに包んでタッパーなどの密閉容器に入れておくだけです。 このひと手間だけでも、次食べる時の食感が全く違いますよ。しっとりふわふわのパンを保つために水分を逃がさない工夫をしてくださいね。すぐに食べないパンは冷凍する

固くなったパンでも美味しく食べられる
水分が完全に抜けてしまって乾燥したパンは、やわらかくすることは難しいです。しかし固いままでもアレンジ次第で違う使い道があります。簡単ラスク

- 固くなったパンを薄く切る
- 重ならないように天板にならべる
- 130℃のオーブンで30分焼く(余熱はいりません)
- 常温に戻したバターと砂糖をパンにかける
- もう一度130℃のオーブンで10分焼く
パン粉にする
固くなったパンがどうにもならない時は、思い切って粉々に挽いてパン粉として使いましょう。 フードプロセッサーやおろし金で細かくすると、簡単に自家製のパン粉が作れますよ。 パン粉にするときは、パンを低温のオーブンで焼いて乾燥させると粉々に挽きやすくなります。細かく挽いた後は密閉容器で保存しておくと、半年くらいは日持ちします。 美味しいパンから挽いたパン粉でつくる、ハンバーグやコロッケは格別ですね。いつでも美味しいパンが食べられるように
ふんわりとして香ばしいパンは、老若男女問わず人気のある朝食であり軽食でもあります。 今ではホームベーカリーでオリジナリティーのあるパンを作る人も多くなってきました。 せっかくですから美味しさを維持するために、ほんの少し手間をかけてみませんか?
今までは固くなったパンは捨てていたという方も、今回の記事を読んでもう一度パンを美味しく食べてもらえたら幸いです。
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