夏になると、思い出づくりに子供たちと海や山へ出かけたくなりますよね。
夜のお楽しみイベントとして気軽に楽しめる花火。子供たちが大好きな夏のアイテムのひとつです。
ママにとっては火傷しないかとヒヤヒヤすることもあるでしょう。そんなママの心配をよそに、子供たちは楽しんでくれるので見ているだけでも幸せな気分になりますよね。
そして子供たちが大興奮するひとときが終わって、花火を片付ける時にあなたはどのように処分していますか?また、余ってしまった花火はどうしていますか?
私たちは花火が「おもちゃ」ではなく「火薬」であることを忘れがちで、取り扱いには少し注意が必要なのです。
今回は子供たちと遊んだあとの花火の「安全な捨て方」と来年まで使えるようにする「正しい保存方法」をご紹介します。
使い終えた花火の安全な捨て方は?
花火は気軽に持ち運べるので、外出先でも楽しむことが出来ますよね。
使い終わった後に持ち帰ることは、大人として当然のことですが、問題はそのあとです。花火をそのままごみ袋に入れて処分すると、火薬が残っていた場合に爆発する可能性があります。
捨てる前にはかならず、
「水を張ったバケツに使い終えた花火を浸して火薬を濡らしておきましょう。」
こうすることで残っている火薬に引火する危険はなくなります。
浸す日数の目安は、以下のとおりです。
- 手持ち花火の場合は3日ほど
- 打ち上げ花火の場合は1週間程度
外出先で花火をした場合は家に持ち帰ってからすぐに浸しておきましょう。
浸した後は、各自治体の指定する捨て方で処分します。たいていは「可燃ごみ」として回収してくれますが、地域によっては「不燃ごみ」で捨てなければならない場合もありますので、予め各自治体に確認しておくことが大切です。
※綺麗な花火ですね!楽しんだら、あとはきちんと処分したいですね。
使っていない花火の安全な捨て方は?
使っていない花火であっても、持ち手が折れていたり、導火線が切れていて使えない花火はケガをしてしまう危険があるので使わずに処分しましょう。
このとき気を付けて欲しいのは、まだ火薬が完全に残っているということ。火をつけていない花火には火薬がたくさん詰まっていますので取り扱いには十分注意が必要です。
この場合も水を張ったバケツに浸して火薬を濡らすのですが、火薬の量が多いので、浸しておく日数が使用後の花火とは異なります。
- 手持ち花火は1週間くらい
- 打ち上げ花火は10日以上
使う前に「ちょっとおかしいな」と思った花火は、使わずに販売店に返品するか処分することをおすすめします。
残った花火を翌年使うための保管方法
子供たちに満足してもらうために、つい多めに買ってしまった花火。夏が終わるまでに使い切ってしまうのが一番ですが、タイミングを逃して残ってしまった花火もきちんと保管することで翌年でも使えますよ。
花火は湿気を吸うと使えなくなってしまいます。でも保管する時に湿気対策をしておけば、翌年まで乾燥した状態を保つことができます。
ここでおすすめのアイテムは「乾燥材」です。「シリカゲル」とよばれる乾燥材は、お菓子や海苔を買った時に入っていますよね。これが花火の保管に大活躍してくれます。
花火の火薬部分にこの乾燥材をあてながら新聞紙でくるんでおきます。それをビニール袋に入れておくことで湿気から花火を守ることができます。
打ち上げ花火の場合は、火花の出る吹き出し口に乾燥材をあてながら新聞紙でくるんでくださいね。このとき吹き出し口についている紙が破れてしまわないようにそっと包みましょう。
保管場所は、低温低湿の暗いところがおすすめです。押し入れなどに入れる時は、花火の上に物を置かないように気を付けてくださいね。
花火は保存状態がよければ10年もつといわれています。余ってしまっても捨てずにきちんと保管して翌年まで置いておきましょう。
花火を正しく扱って夏を満喫しましょう
花火は子供たちが毎年楽しみにしている家族とのイベントのひとつです。
正しい捨て方をしないと、大切な家族に危険を及ぼす可能性があります。使い終わった後は、残っている火薬を水に浸して燃えないようにすることで安全に処分できますよ。
せっかくの家族のひとときが台無しになってしまわないように、花火は正しく扱いましょうね。
また余った花火を保管しておくことで、翌年の初夏から楽しむことが出来ます。誰よりも早く花火が出来るなんて、子供たちも喜ぶこと間違いなし!です。
夏の暑さを和らげてくれる花火を子供たちといっぱい楽しんでくださいね。
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