「サイレントベビー」。育児をしているママは、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
一見おとなしくて手がかからない子なのかな?という印象を受けますが、実際はもう少し深刻な症状なようです。
目に入れても痛くない大切な赤ちゃんですから、どんな状態なのかぜひ知っておきたいところです。また対策が必要であればきちんと対処したいですね。
今回は、サイレントベビーについて、
- その特徴や原因
- 対処の仕方
などについてご紹介したいと思います。
サイレントベビーって何?その特徴とは
サイレントベビーとは、「おとなしい赤ちゃん」「静かな赤ちゃん」という意味です。
もともとの性格もありますし、医学的根拠は今現在ないようなので、こういうこともあるんだな、という認識程度に頭の中に入れておくといいと思います。
サイレントベビーの特徴としては
- あまり泣かない
- あまり笑わない
- あまり喋らない(乳児だとアー、ウーなどの喃語)
- 目を合わせない
- 手足を動かさない
などです。
自己表現をせず、じーっとしていることが多い赤ちゃん。赤ちゃんといえば泣いたり笑ったり表情豊かなイメージなので、なかなか想像がつきませんよね。
では、どうして自己表現をしない赤ちゃんになってしまうのでしょうか。
どうしてサイレントベビーになってしまうの?
泣いたり笑ったりせず、あまりママや周りの大人と目を合わせない・・・どうしてそうなってしまうのでしょうか。
コミュニケーション不足、長時間の放置など
スマホでいつでもどこでも連絡が取れるようになっている現代、サイレントベビーが増えていると言われています。
どうしてもスマホが気になって、どうせしゃべれないからと一言も話しかけなかったり、とりあえずテレビを見せておいたり・・・
ママやパパとのコミュニケーションが取れていないと、「自分は何をしても構ってもらえない」と赤ちゃんは諦めてしまいます。
また、泣いていても抱きぐせがつくからとそのままにしておいたり、一生懸命話している赤ちゃんを無視したり・・・
そういった長時間の放置によって、赤ちゃんは自分をアピールすることをやめてしまうのです。
サイレントベビーになって自分を抑制して育った子は、将来のコミュニケーション能力に響く、とも言われていますが医学的根拠はありません。
しかし、将来に影響があってもなくても、サイレントベビーになって「いいこ」と思われている赤ちゃんは影で自分を抑制しています。
サイレントベビーになってしまった赤ちゃんの対処法
「抱っこ療法」と言われるものがあり、自己アピールをやめてしまった赤ちゃんに「大丈夫、ママが見ているよ」と安心感を抱かせる方法があります。
しかし、まずはなってしまわないように予防することが大事です。
赤ちゃんのことばに相槌をうつ
「アー」「ウー」しか言えない赤ちゃんでも、何かを伝えたくて口に出して表現しているのかもしれません。
ずっとは難しくても、「うんうん」「そっかそっか」と相槌をうって、目をみてにっこり笑ってあげましょう。
抱っこできるのは今のうち。たくさん抱っこする
「抱きぐせ」というのをよく耳にしますが、私個人は抱きぐせが悪いとは思いません。
抱っこできるうちに、たくさん抱っこしてあげたらいいと思うのです。赤ちゃんはママやパパの胸の中が大好きです。
一日に何回かでも、抱っこして触れ合う時間を作るのがおおきな予防だと思います。
*手遊び歌、ふれあい遊び「きゅうりができた」【主婦の友社】
ふれあい遊びは、赤ちゃんとしっかりと目を合わせながら楽しんで遊ぶことができるのでとてもオススメです!
あまり考えすぎないで!一度赤ちゃんとのふれあいを見つめ直そう
「もしかしてうちの子が・・・」と思う方もいるかもしれませんが、
- 手が離せずに泣いているのをあやすことができなかった
- 洗濯物を干している間テレビを見せていた
など、そんな程度ではサイレントベビーにはなりません。
気になるようであれば最寄りの育児相談の窓口に相談してみるとママの心も落ち着くかもしれません。
そうなってしまうかもしれないから触れ合おう、というのではなく、普段から愛情を持って接していればまずはなることがないのがサイレントベビーです。
考えすぎず、楽しんで赤ちゃんと毎日を過ごしていきましょうね。
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