冬瓜の旬はいつ?気になる栄養・効能とおすすめの食べ方は?

ご近所に家庭菜園を趣味にしている方がいると、様々な野菜をいただくことがあります。頂くことは毎日の食卓に嬉しいものですが、その一方で調理方法がわからず持て余してしまう野菜もあるのではないでしょうか。

またスーパーで売られている野菜の中には、読み方がわからず手を出しづらい野菜もありますよね。

そんな野菜の一つに「冬瓜」があるのですが、実は栄養も豊富で積極的に食べたい野菜なんですよ。

今回は、冬瓜の旬や栄養、またおすすめの食べ方についてご紹介します!

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冬瓜とは?旬はいつ?

冬瓜(とうがん)とは

冬瓜(とうがん)はウリ科の野菜で、

  • カモウリ
  • カモリ
  • シブイ

とも呼ばれています。

名前に「冬」とつくので冬の野菜と誤解されがちですが、実は夏が旬の野菜。名称の由来は、「夏に収穫したものが冬まで保存できた」ことから来ています。

確かに収穫後の冬瓜は、風通しの良い冷暗所に置けば数カ月は保存可能ですね。

一方でカットした冬瓜は傷みやすいので、ワタを取り除いて冷蔵庫で保存し早めに食べきりましょう。

冬瓜に含まれる栄養は?

100gあたりの主な栄養は

冬瓜の100gあたりの、主な栄養を紹介します。

カロリー 16kcal
ビタミンB6 0.03mg
ビタミンC 39mg
カリウム 200mg
カルシウム 19mg
食物繊維 1.3g

冬瓜は大きい野菜で、一個あたりの重量はおよそ2kg~3kg。煮物用に一口大に切ったサイズが、およそ50gと考えてください。

冬瓜の特徴ですが、全体の95%を水分が占めていること。そのためカロリーが低く、ダイエット時に取り入れたい野菜の一つでもあります。

冬瓜の効能は

95%が水分でできている冬瓜ですが、実は見逃せない効能がいくつかあります。

利尿作用

冬瓜にたっぷり含まれる水分は、食べる事で自然な利尿作用をもたらします。

更にカリウムには、不要なナトリウムを尿と共に排出する効果が。ナトリウムは不要な水分を保持しやすいため、排出されることでむくみ改善も期待できるんですよ。

高血圧・動脈硬化対策に

カリウムの「不要なナトリウムを排出する作用」は、高血圧対策にも効果的です。

ナトリウムは塩分に含まれるもので、多く取りすぎると動脈硬化の原因に。不必要な分を排出してバランスとを整えるカリウムは、体に嬉しい成分と言えます。

美肌効果

冬瓜に含まれるビタミンCは、お肌の潤いと美肌づくりに欠かせない成分です。

ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑える効果と、できてしまったメラニンを取り除く効果が。またお肌の潤いの元になるコラーゲンの生成にも、ビタミンCは欠かせません。

水分摂取も出来てビタミンCも摂取出来る冬瓜は、美肌のためにも食べたい野菜なんですよ。

体を冷やして夏バテ対策に

水分たっぷりの冬瓜を食べると、自然にほてった体を冷ます効果があります。

また利尿作用も、尿と一緒に体内の熱を出す効果も。更にカリウムには利尿作用の他に、筋肉や神経などのバランスを整える作用が。

このバランスが崩れると、体のだるさ・胃腸の不調となって夏バテの原因にもなりかねません。

そのため冬瓜を食べることで、体を冷やして夏バテ改善につながるんですよ。

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冬瓜のおすすめの食べ方

スライスしてお味噌汁やスープに

冬瓜は味に癖がなく、加熱するととろっとした食感が楽しめる野菜。

その為、

  • 薄くスライスしてお味噌汁の具にしたり
  • スープの具材として煮込んだり

して食べると美味しくいただけます。

夏場で食欲がないときは、コンソメスープで煮込んでから冷やした「冷製スープ」がおすすめ。

ひんやり食感と濃いめの味付けで、食欲がないときでもスルスル食べられますよ。

□とうがんの皮をむく

※冬瓜のワタと皮ですが、厚めに切ると調理しやすいですよ。

冬瓜と豚肉の炒めもの

夏バテ時には疲労回復効果のある、ビタミンB群を食べるのがおすすめ。
ビタミンB群を含んだ豚バラ肉と冬瓜を炒めて、夕食の一品に加えませんか?

□材料(2~3人前)
冬瓜     1/4個
豚バラ肉  100g
ごま油    大さじ1
醤油     大さじ1
砂糖     大さじ1/2
塩・コショウ 少々

□作り方

  1. 冬瓜は皮と種を取り除き、食べやすい大きさにスライスする。

  2. 豚バラ肉も、食べやすい大きさにスライスする。

  3. フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。

  4. 豚肉に火が通ったら、冬瓜を加えて透き通るまで炒める。

  5. 醤油と砂糖を加えて全体に味をなじませ、塩コショウで味を整えたら完成。

豆板醤を加えるとピリ辛になって、食欲増進にもなりますよ。

夏に食べたい冬瓜

冬瓜は冬の食べ物と勘違いされがちですが、実は夏が旬の野菜です。

日焼け対策に欲しいビタミンCがとれますし、なによりたっぷりの水分が夏バテ対策に。癖のない味は様々な料理に使いやすく、薄くスライスして味噌汁に入れるだけでも美味しく食べられます。

炒めものや煮物にするとトロトロ食感が楽しめ、しかも調味料を吸い込んで美味しい冬瓜。

夏にこそ食べたい冬瓜で、暑い夏を乗り切りませんか?

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