「1日1個のりんごを食べると、医者要らず。」
イギリスでは、そんなことわざがあるほど身体に良いりんご。みずみずしさと甘さ、ほどよい酸味を兼ね備えた、とてもおいしい果物です。
りんごには、ダイエット効果もあることはご存知ですか?おいしいりんごを食べてダイエットができたら、とても嬉しいですよね。おいしくて、身体に良くて、ダイエットもできてと、まさに一石三鳥!
テレビの密着番組では芸能人が成功していますし、「○○kg痩せた!」「便秘が解消した!」「ニキビが減った!」などと、その効果を実感した口コミもよく見かけます。
気になるりんごダイエットの効果やおすすめの食べ方に迫ります。
りんごのダイエット効果とは?
おいしい果物というだけではなく、ダイエットにも効果があるというりんごですが、具体的にどのような作用があるのでしょうか。
摂取カロリーを抑える
大きさや種類によって異なりますが、りんごは1個当たり約130〜200kcalほどです。こんなに低カロリーなのに、食べごたえ抜群ですよね。1個食べるとお腹がいっぱいになります。
食物繊維が豊富
りんごは食物繊維が豊富です。その中でも“ペクチン”という水溶性の食物繊維が特にたくさん含まれています。
このペクチンは体内でジェル状に変化する性質があり、ダイエット中に気になる塩分や糖類、脂質などの成分を包み込んで、取り込みにくくしてくれるのです。また、腸の調子を整えてくれる乳酸菌の働きを手助けします。
そして“セルロース”という食物繊維も含まれています。このセルロースは、
- 有害物質を体外に排出する
- 腸を刺激して便通を促す
働きがあります。
このように、りんごに含まれている食物繊維は、腸内環境を整えて、さらに便秘を解消する作用があるのです。
言われてみれば子どもの頃、お腹の調子が悪い時に母がすりおろしたりんごを作ってくれた記憶があります。
腸内がきれいになると代謝が上がってダイエット効果がアップしますよね。さらに、便秘の解消によって、便秘によるニキビ・肌荒れも改善されるので、体質改善の効果も期待されます。
塩分を排出する
りんごには「カリウム」も豊富です。このカリウムには、体内の余分な塩分を体外に排出して血圧を下げる働きがあります。余分な塩分はダイエットの敵、むくみの原因の1つですよね。血流を整えてむくみを解消しましょう。
ポリフェノールが豊富
りんご含まれているポリフェノールは“りんごポリフェノール”と呼ばれています。このりんごポリフェノールには、女性に嬉しい効果がたくさんあるのです。
- シミ・シワの原因になる活性酸素や老化を抑制する抗酸化作用
- 美肌効果
- 口臭予防
- コレステロールの低下作用
脂肪燃焼
りんごに含まれている“プロシアニジン”という成分には、脂肪燃焼を促す働きがあります。
これらの作用を見ると、アンチエイジングにも効果があることがわかりますね。ダイエットのみならず、アンチエイジングまでも効果があるなんて、りんごのパワーは素晴らしいですね。
どうやって食べると効果的?調理方法は?
りんごがダイエットに効果的なのは分かりましたが、どのようにして食べるとその効果が出るのでしょうか?
3日間プチ断食
3日間、りんごしか食べないプチ断食です。この期間中、りんごと水だけで過ごしますが、りんごは何個食べてもOKです。摂取カロリーが大幅にダウンするので、「短期間で体重を落としたい!」という場合に効果があります。
ただし、このプチ断食は栄養が偏ってしまうのも事実ですので、必ず3日間で終えましょう。また、平日や生理中などは避け、体調が悪くなったら中止するなど、自分の体調と相談して行うことが大切です。
また、プチ断食終了直後は胃の機能も低下しています。おかゆなどの消化の良い食べ物から始めて、少しずつ通常の食事に戻しましょう。
1食置き換えダイエット
プチ断食よりも即効性はありませんが、じっくり体質改善したい方におすすめなのが、1日3食のうちの1食をりんごに置き換える方法です。
朝りんごダイエット
起床後から昼にかけて、身体は老廃物を排出する働きが活発です。そこで、朝食に排出・腸内環境に良いりんごを食べることで、身体は排出に専念することができます。
夜りんごダイエット
夕食は摂取カロリーが多くなりがちではありませんか?ゆっくり食事を摂ることのできる夕食は、私もついつい食べ過ぎてしまいます。この夕食をりんごに置き換えることで、摂取カロリーを大幅にダウンさせることができます。
1食置き換えダイエットの注意点は?
このダイエットの注意点としては、りんごは栄養価の高い果物ですが、たんぱく質と脂質は十分量を摂取することができません。このため、置き換え以外の通常の食事ではたんぱく質と脂質も意識して、バランスよく食事をしましょう。
皮まで食べよう
ダイエットや美容に効果のある“ペクチン”と“りんごポリフェノール”は、実はりんごの実よりも皮の方に多く含まれています。ダイエットには皮まで丸ごと食べるのが有効です。
また、りんごには赤りんごと青りんごがありますよね。先に挙げた、脂肪燃焼を促す“プロシアニジン”は赤りんごと青りんごで含有量に差があるのです。
青りんごはその含有量が赤りんごの4倍!お好みもあると思いますが、青りんごを試してみない手はないですよね。私もりんごを買う時には、迷わず青りんごを選びそうです。
りんごダイエットのおすすめレシピ!
そのまま食べてももちろんおいしいですが、気分転換にこんな風に食べるのはいかがですか?
焼きりんご
- りんごを皮のまま1cmくらいにスライスします
- フライパンに1を敷き詰め、少量の水を加えます
- 蓋をして中火で1分半経ったら、蓋を開けて水分を飛ばします
- 裏返して同様に
- 仕上げにはちみつやシナモンをかけます
りんごを温めると、皮が柔らかくなって食べやすくなりますし、甘みが増します。また、ダイエットに有効な成分も活性化します。
すりおろしりんご
すりおろすだけ!私の母は、少量のアロエも一緒にすりおろしていました。アロエの苦みがりんごの甘さで抑えられて、栄養満点です。
りんごスムージー
りんごは皮付きのまま切って芯を取り、お好みの果物や野菜と水や牛乳、豆乳などをミキサーにかけるだけで、フレッシュなスムージーができあがり!
「ダイエットに最適!スーパーフード!クレソンとリンゴのスムージー」
おいしいりんごで無理なくダイエット
メリットたくさんのりんごダイエット。
おいしく手軽にできるだけだはなく、その実力は十分ですね。食物繊維で便秘解消ができ、ポリフェノールの抗酸化作用でアンチエイジングや美肌効果も期待できるので、とても魅力的!
ただ単に体重を落とすだけではなく、体質改善もできるりんごダイエットで、健康的にダイエットしましょう。
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