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コーヒーの消臭効果の仕組みとは?

多孔質構造(たこうしつこうぞう)
コーヒーかすを顕微鏡でみると、表面にたくさんのちいさな穴があいています。この活性炭にも似た構造により、いやなにおいのもとであるアンモニアを捕捉します。酸性構造
コーヒーかすは酸性であるため、アルカリ性のアンモニアを中和します。水分による吸収
アンモニアは水に溶けやすい性質をもつので、コーヒーかすに含まれる水分がアンモニアを吸着します。そのため湿ったままのコーヒーかすのほうが、乾燥させたコーヒーかすより消臭効果が高いです。 UCCコーヒーの調査によると、活性炭のアンモニア吸収率が17.3%に対して、乾燥したコーヒーかすは41.0%、湿ったコーヒーかすは90.5%でした。 湿ったコーヒーかすには、活性炭の約5倍もの脱臭効果があるのですね。消臭効果の持続時間は?
コーヒーかすの消臭効果はそれほど長くはもちません。 だいだい2~3日してコーヒーかすからコーヒーの香りがしなくなったときが、取り換え時の目安です。コーヒーかすが空気中の湿度を吸収しきって、消臭効果がなくなるのです。 湿ったコーヒーかすを長期間放置すると、カビが発生することもありますので、こまめな取り換えがおすすめですよ!どこに使うと効果的?
トレイや小皿にいれて
湿ったままのコーヒーかすを、トレイや小皿などにいれて、冷蔵庫や玄関内、トイレなど消臭したい場所に置きます。カビの心配がある場所には?
食器棚や靴箱、クローゼットなど密閉していてカビの心配がある場所には、乾燥させたコーヒーかすを置きます。出汁パックやストッキングに詰めると、吊るしたりするのに便利ですよ。 乾燥させたコーヒーかすは湿ったものよりも消臭効果は落ちますが、持続期間は1~3週間と長くなります。※コーヒーかすはこんな風に乾燥するんですね! 「コーヒーかすの乾燥方法」
コーヒーかすは消臭以外にもこんな再利用方法が
ガーデニングの肥料に!
コーヒーは発芽阻害物質を含むので、そのままでは肥料に適しません。 しかし、肥料にまぜることで、コーヒーかすの多孔質構造の小さな穴の中に微生物が住みつき、発酵させてから使うと肥料としての効果が上がります。 また、においのある肥料とまぜると、コーヒーかすの消臭効果でにおいが気にならなくなります。
アウトドアでの蚊よけに!
蚊は、コーヒーの香りが苦手で、避けていきます。 乾燥させたコーヒーかすを小皿やお香トレイなどに入れ、中央部分に火をつけます。お灸のように結構しっかりと煙がたちのぼるので、室内ではなく室外での使用がおすすめです。マッサージスクラブとして!
カフェインには、むくみを引き締める効果があります。 バスタイムに、- お好みのオイル(オリーブオイルなど)とコーヒーかすを適量ずつまぜる
- 脚などの気になる部分をやさしくマッサージする
- ラップを巻いて少し時間をおく
- シャワーで洗い流す
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