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女性の一人暮らしの引っ越しでは挨拶は必要?
「アパートやマンションに引っ越しをしたら、最低限両隣と上下階の方に挨拶するのが礼儀」というのが昔からの常識でした。
確かにご近所に顔見知りを作ることは、引っ越し後の生活をスムーズにしますし、災害時など何かあったときは、お互いを気にかけて助け合うことができます。
それでも、今はひとり暮らしの女性の場合は、挨拶をしないという方が増えています。
リクルート住まいカンパニーが行った「引っ越しに関する実態把握調査」のうち、「引っ越しの際、新居での挨拶はした?」というアンケート調査では、
- 10代女性 80.0%
- 20代女性 60.7%
- 30代女性 43.8%
引っ越し挨拶をしない方が増えている最大の理由、それは「防犯意識の高まり」です。 女性の一人暮らしを狙った犯罪に巻き込まれないために、「一人暮らしの女性」であることはできるかぎり知られないほうが安全です。 リスクを自ら高めることは得策ではありません。「地域とのつながり」よりも「防犯」を優先するべきだという考え方が常識になってきているということでしょう。 ただ、そんななかでも「引っ越し挨拶をしたほうが良い」ケースはあります。 女性専用アパートや社員用マンションに入居する場合など、居住者に危険な要素がない場合ですね。
引っ越しの挨拶をする範囲は?
女性の一人暮らしであることを知られても安心な相手であることがわかり、引っ越し挨拶をするというばあい、その範囲については昔からの常識どおり、両隣りと上下階の方までがまずは基本です。
両隣りの部屋とは壁を一枚へだてているだけの距離ですので、生活音などご迷惑をかけてしまう可能性がありますし、上下階の方へも同じ理由で挨拶をします。
それから、入居する住居のタイプによっては、挨拶の範囲を少し広げましょう。 同じフロアの方で、エレベーターや階段までの間ですれちがう可能性のある部屋の方には挨拶をしておいたほうが無難です。 また、部屋数が少ない小規模アパートなどに入居する場合、ゴミ出しなどで何かとお世話になることも考えられますので、アパートの全ての部屋の方にご挨拶をしたほうが良いですね。 また、管理人さんや大家さんがいらっしゃる場合は、そちらへの挨拶も忘れずに! 一般的に、生活上で、接したり、お世話になる可能性のある範囲の方まで引っ越し挨拶をするようにしましょう。
引っ越しの挨拶はいつまでにすべき?
引っ越し挨拶はできれば当日中、おそくとも2~3日中にしたほうが良いでしょう。
引っ越し当日は荷物の搬入や業者の出入りなど、ご迷惑をかけてしまう可能性があるので、そのお詫びをお伝えする意味でも、当日中のご挨拶がベストです。
ちなみにご挨拶に伺う時間帯は、10~18時までの間で、お昼の時間帯は避けましょう。
引っ越し当日はやることがたくさんあって大変ですが、相手の方の都合を考えて、挨拶は日が明るいうちに済ませるようにするといいですね。
ダンボールへの荷物の詰め方はこちらの動画が参考になりますよ!

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