
目次
歯が黄ばむ原因は何?

- 歯の外側の着色汚れ
- 歯の内部の変色
歯の外側の着色汚れ
「歯のステイン汚れ」という言葉を耳にされたことがあるでしょう。ステインというのは歯の着色汚れのことをさしています。 紅茶やコーヒー、カレーなどの食べ物に含まれる色素や、タバコのニコチンなどが長期間にわたって歯の表面に沈着し、ステインとなってしまいます。 歯の表面は、白くてつるつるとしたエナメル質でコーティングされていますが、このエナメル質をさらにペリクルという薄い膜がおおっています。 ペリクルは、- 歯を虫歯にする酸から守ってくれる
- ステインを吸着してしまう
歯の内部の変色
歯の構造としては、半透明のエナメル質の内側には黄色っぽい象牙質があります。 加齢によってエナメル質が薄くなって、内側の象牙質が透けて見えてくるために、歯が全体的に黄色っぽい印象になることがあります。 また、虫歯の治療などで神経を抜いたり、外傷によって歯髄(神経や血管などでできた歯の骨髄のようなもの)の内部で出血があった場合、血液成分と細菌産成分が反応して歯の内部から変色してしまうことがあります。・・・歯の内部の変色を改善するには歯科での施術が必要ですが、歯の黄ばみ原因の多くは歯の外側の着色汚れですので、ステインへの対処がとても重要になってきます。
簡単に自宅でできる歯のホワイトニング方法

美白用歯磨き粉でこまめに丁寧な歯磨き
歯の黄ばみの原因であるステインを落としたいからと言って、歯の表面を研磨剤や重曹などでごしごしこするのは厳禁です。 エナメル質をはがしてしまったり、歯の表面をギザギザに傷つけてしまうので、さらにステインが付着しやすくなってしまいます。 また、レモンやお酢をつかってみがくという方法は歯のエナメル質を溶かしデコボコにし、光の反射で歯を白く見せますが、エナメル質を傷つけるのでおすすめできません。 ステインへの対処は、エナメル質を傷つけずに、ペリクルだけをうまくはがすことが大事です。 美白用歯磨き粉には、ステインを浮き上がらせる成分が入っています。食事のあとは、ステインが定着するまえに美白用歯磨き粉で丁寧に歯をみがきましょう。 歯磨きのタイミングですが、食後すぐではなく、食後30分後がおすすめです。食後30分の間はエナメルが柔らかくなっているので、エナメルを傷つけないために30分してから磨きます。※専門家による歯磨き方法がこちらの動画では解説されていますよ。 https://youtu.be/pncyQslrBbk
ホームホワイトニングをつかう
歯の内部の黄ばみをなくしたいというときは、歯医者でマウスピースを作り、自宅でホワイトニングする方法もあります。 薬剤を追加購入して何度も使えるので、経済的です。 ホームホワイトニングは、- 期間 1~2週間
- 効果 1~2年
- 費用 10,000~50,000円
市販の歯のマニキュアをつかう
今日明日にもすぐに歯を白くしたい、というときはドラッグストアなどで売っている歯のマニキュア剤をつかう方法もあります。 ただ、ムラなくきれいに塗るのは少し難しいので、手先の器用さと根気に自信がある方には良い方法です。
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