- どんな成分が含まれているか
- その成分が体にどういいのか
オリーブオイルから摂取できる栄養と効果や、正しい選び方についてお教えします。
目次
オリーブオイルの栄養ともたらす効果

主成分、オレイン酸は万能成分
オリーブの品種や育成環境によってばらつきがありますが、エキストラバージンオリーブオイルの成分のうち、55~83%をオレイン酸という不飽和脂肪酸が占めています。 実は私たちの皮脂腺から分泌される皮脂にも、約40%も含まれているオレイン酸。皮脂は肌を外部刺激から守る役割を担っています。 皮脂と成分が似ているオリーブオイルは、- 肌を柔らかくする効果
- 角質のごわつきやシワの改善などが期待できる
- 悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを維持
- 動脈硬化を予防する
微量だけど大活躍!ポリフェノール
ポリフェノールって、ワインやチョコレートに多く含まれているイメージがありませんか? 実はポリフェノールにはたくさんの種類があり、その何種類も含まれているオリーブオイルは、- 抗酸化力が高い
- メラニンの生成を抑える
- コラーゲンの生成を促す
- ガン予防
- 生活習慣病予防
ビタミンEで酸化に負けない!
アーモンドにも多く含まれているビタミンEは、脂肪組織や筋肉など体の多くの組織に分布しているビタミンです。 ビタミンEも含むオリーブオイルは、- 抗酸化力が強く、老化の原因になる過酸化脂質の発生を防止
- 血行を促す働きもあり、血行不良からくる冷えや肩こりの緩和が期待
- 性ホルモンの分泌を促してくれるので、月経痛や月経不順も改善される
オリーブオイルは加熱しても大丈夫?
イタリア料理によく使われているオリーブオイル。そのままサラダやパンにつけて食べるイメージがありませんか? でも油を生でとるのに抵抗がある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ではオリーブオイルは加熱しても大丈夫なのでしょうか?
オリーブオイルは加熱できる?
種類にもよりますがオリーブオイルが耐えられるのは、ごま油と同じくらいの160℃まで。 それを超えてしまうと煙が上がり、発火の危険性もあると言われています。さらに開封から時間が経ち酸化してしまうと、耐えられる温度は低くなっていきます。栄養面では?
オリーブオイルに限らずどんな食品でも、加熱すれば少なからず栄養は失われていきます。ビタミンCが熱に弱いというのは有名ですよね。 加熱してしまうと変質してしまう栄養素もあるので、いくら健康にいい食品とはいえ、 期待している効果が得られないかもしれません。結論
オリーブオイルを加熱してしまうのはもったいない! せっかく栄養満点のオリーブオイルをとるなら、そのままが一番です。揚げ物にもオリーブオイルを使いたい場合は、精製された安価なオリーブオイルもあります。 良いエキストラバージンオリーブオイルは、なかなか値段も張りますし使いづらいですよね。正しいオリーブオイルの選び方

では何を見て選べばいいのか、いくつかご紹介したいと思います。
精製されているかいないか
精製オリーブオイルとは、不純物を取り除き、脱酸、脱色、脱臭などを経たオリーブオイルです。 不純物が取り除かれているかわりに、体にいいポリフェノールなどの成分も失われてしまいます。 精製オリーブオイルはバージンオリーブオイルなどを加えて風味付けされ、食用オリーブオイルとして売られています。 いわゆるエキストラバージンオリーブオイルは、そうした精製過程を経ないで生産されたオリーブオイルです。良いエキストラバージンオリーブオイルって?
良質なエキストラバージンオリーブオイル、どんな特徴があるのかをあげてみたいと思います。
1. 苦みやぴりっとした刺激
この苦みや刺激をもたらす成分が体にいいのです。
2.さらさらとした質感
ざらつきやぎとぎと感が強いものはもしかしたら偽物かもしれません。
3.においがさわやか
腐臭や金属臭、脂っこいにおいのものは気をつけましょう。
4.光を遮断する入れ物に入っている
瓶入りなら濃い色のものを選びましょう。
「日本オリーブ協会」という団体は国際オリーブ協会と連携し、国際基準の品質検査を実施。
検査をクリアしたオリーブオイルには、認定マークをつけて販売しているようです。
オリーブオイルの抗酸化作用で肌を若々しく保つ

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