スーパーなどで大根がまるまま1本安売りしていると、ついつい「安い!何かに使おう」と買ってしまいますよね。
さて、1本おおきな大根があれば何ができるでしょうか。煮物にサラダ、魚の上の大根おろし・・・いろいろな調理法があります。
しかし、部位によって甘さや味が微妙に違い、サラダ向きや煮物向きがあるのをご存知でしたか?
今回は、だいこんを1本手に入れた時に覚えておくと便利な、大根の部位別の特徴や調理法、まただいこんの葉の調理法もご紹介したいと思います!
大根の部位別使い分けとそれぞれの特徴
普段、私たちが目にする大根は「青首大根」と言われ、首の部分が青い大根のことを言います。日本ではよく家庭料理に使われますし、青首大根以外でもたくさんの種類の大根が栽培されています。
では、そんな日本人にはお馴染みの大根の部位別の特徴や調理法について見ていきましょう!
大根の「上」の部分
特徴:
3つの部位の中で一番甘く、少しかたいため、シャキシャキとした食感。
おすすめのレシピ:
甘みがあるので生食に向いています。おろしやサラダ、酢の物など。
□材料
- 大根(上の部分)
- 鰹節 お好みで
- ミニトマト 3~4個
- 醤油 大さじ2
- サラダ油 小さじ2
- 塩 少々
- 砂糖 小さじ3
□作り方
- 大根を千切りにし、ミニトマトは半分に切る
- 調味料を混ぜ合わせ、ドレッシングにする
- 鰹節をかけたら完成
大根の「中央」部分
特徴:
水分が多いのにかたい。辛味は少ない。
おすすめのレシピ:
煮崩れしにくいが味が染み込みやすいため、おでんやふろふき大根などに向いています。
□材料
- 大根 10cm長さ分(中央部分)
- 水 1/2カップ
- しょうゆ 大さじ1と1/2
- 酒、みりん 各大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
- ごま油 大さじ1
□作り方
- 大根は2cm厚さの輪切りにしてから皮をむき、1切れを2等分にする。
- 水以下の調味料を沸騰させたら中火にし、、大根を入れて蓋をして煮る。
- 竹串がスーっと通るまで煮込んだら完成
大根の「下」の部分
特徴:
繊維がしっかりしていて水分が少なく、辛味が強い。
おすすめのレシピ:
お味噌汁の具や漬物、きんぴらに向いています。
□材料
- 大根の下部分(皮は剥く)
- オリーブオイル
- 酢
- 砂糖
- 粗挽きコショウ
- 塩
□作り方
- 大根を1~2ミリほどの薄さに切る
- 酢、砂糖、粗挽きコショウ、塩を混ぜ合わせ、カットした大根を漬ける
※ダイコンの味のちがい
こちらの動画でも大根の部位による使い分けについて詳しく説明されているのでぜひご覧になってみてください!図付きなのですごくわかりやすいですよ。
捨てるのはもったいない!大根の葉の活用方法
葉が付いているだいこんを買った方の中でも、そのまま捨ててしまうといった方が多いのではないでしょうか。
もったいない!実は大根の葉は、栄養たっぷりなんです。
鉄分に加えてカルシウムやビタミンAも豊富です。
葉に含まれる鉄分はほうれん草と並んで多く、カルシウムも小松菜に匹敵するほど含まれています。
ビタミンCも多いので、ミネラルとビタミン類を摂取するには大変良くできた素材です。
持ち帰ったら、新鮮なうちに切り離し、大根の根の部分とは別で保存しましょう。葉が根の養分を吸い上げてしまうのを防ぐためです。
油で炒めたときなど歯ざわりがいいので、炒め物や、細かく刻んでチャーハンにしたり、味噌汁の具にするとおいしく食べられます。
その場合、葉の部分は細かく刻むと食べやすいです。ちりめんじゃこゴマを一緒にさっと炒めると、ご飯にふりかけの様にまぶして美味しく食べられます。
実は1本まるまる使える!家計に大助かりの大根
いかがでしたか?
根から葉まで様々な調理法があるので、1本あっても飽きないですし葉まで使えるのはありがたいですね。
大根は葉だけでなく、実は皮まで食べられます。剥いた皮は千切りにしてきんぴら風に炒めるとお弁当のおかずや一品付け足したい時に便利ですね。
ぜひ頭に入れておいて、活用してみてくださいね!
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