花粉による目のかゆみ、スマホやタブレットの普及による目の疲れ。
あなたはどうやって対処していますか?ホットタオルでの疲れとりや、対花粉メガネ・・・いろいろとありますが、薬局で簡単に手に入る目薬はいかがでしょう。
「イマイチさし方がわからない」「少し苦手で・・・」なんて方も多いと思います。
そこで、
- 目薬の差し方のコツ
- お子様に差す場合のポイント
- 保管方法
などをまとめましたので、是非これを期に目薬も利用してみてくださいね。
そもそも目薬の役割とは?
気軽に手に入る目薬だけでも、本当に沢山の種類がありますよね。
症状によって効果も様々なので、まずは自分の症状をしっかりと把握して、パッケージの裏などに書いてある症状、効果と一致するかを確認します。
では症状によって、目薬がどんな役割を果たすのかを見ていきましょう。
目がしょぼしょぼする、乾燥する、目の疲れ
主に過労や年齢による涙不足が原因のこの症状。
こういった目の角膜の乾燥に使う目薬は、涙の役割(保水)を果たしてくれます。また、乾燥していると小さいゴミがはいって角膜が傷つきやすくなります。そこで目薬は保護もしてくれます。
そして過労や年齢によって少なくなった涙がこれからしっかりと分泌されるように、安定化を促す成分も入っています。
ヒリヒリ、チクチクする
コンタクトや、小さなゴミによる角膜の傷、炎症が原因のこの症状。
症状があまりにもひどい場合は眼科に行くことが重要ですが、時間やお金の面を考えて目薬に頼ることもあるかもしれません。
こういう症状に使う目薬は、
- 角膜の修復を促す
- 角膜を保護、保水する
- 炎症を抑える
という役割を果たしてくれます。
三つも効用があるなんてすごいですよね。
花粉による目のかゆみ、充血など
花粉による目のトラブルに使う目薬には、
- 抗アレルギー目薬【目のかゆみ・充血】
- ステロイド目薬【目のひどいかゆみ・まぶたの腫れ】
- 抗菌目薬【まぶたの腫れ、充血、目やに】
- 免疫抑制目薬【ひどいかゆみ、充血】
などいくつかの種類があります。
症状によって薬の種類や強さが違いますので、薬局にて薬剤師の方に訪ねたり不安な時は病院を受診しましょう。
あなたは目薬を正しい差し方で差してる?
症状によって、沢山の効果を発揮してくれる目薬ですが、さし方や扱い方によっては効果を十分に発揮できなかったり、ばい菌が入ってしまったりすることもあります。
そこで、正しい目薬のさし方をこちらの動画にて一緒に確認していきましょう。
■目薬の正しいさし方☆知らないと効果が半減!
- 目を清潔にする
- 上を向いて下まぶたを引く
- 小さい子供の場合は膝の上に寝かせる
- 目の中に一滴だけ垂らす
- 瞬きをせず、1分ほど目を閉じる
- 目から鼻、口に目薬が流れるのを防ぐため、鼻の付け根を押さえる
- 目からこぼれた目薬は拭き取る
目薬をさした後はパチパチと瞬きをしてしまいがちですが良くないようですね。
上手にさすコツとは?
・口を大きく開ける
口を開けると連動して目も大きく開くので差しやすくなりますよ。
・げんこつをつくる
目薬を持つ手とは反対の手でげんこつを作り、ほほのあたりから下まぶたを引っ張って固定します。その上に目薬を持つ手をおけば固定もできるので、差しやすい!
子供に点眼するときのコツ
子供に点眼するのには、
- 目薬の種類によっては染みるものもある
- 一度さしてからトラウマでなかなか子供がじっとしてくれない
- 目に何かを入れると恐怖心を子供が強く感じる
など、苦労しますよね。
実は目を閉じていても点眼できるのです。
膝の上に頭を寝かして安心させ、「お目目閉じて」と目を閉じさせます。目頭に一滴垂らしてそのあとに指でまぶたを引き目を開けると、薬がはいります。
この時に目尻に垂らすと流れていってしまうので注意しましょう。
目薬の保管方法
あなたは目薬をどうやって保管していますか?
冷蔵庫に保管している方も多いようですが、必ずしも冷蔵庫で保管しなければいけないということはありません。
冷蔵庫でも冷気口付近に保管していると凍結する場合もありますので注意しましょう。
目薬によって保管方法は違います。成分によっては、光に当たると化学反応を起こしてしまい、品質が変化することもあるのでしっかりと説明書を確認しておきましょう。
「冷所保存」の指示がない限りは、直射日光を避けて常温保存でもいい場合が多いようです。
また、光に弱い薬の場合は専用の外袋が付いていたり、「暗所保存」の記載があったりするようなので、注意しましょう。
目薬の効果は正しい使い方と保管の仕方から!
薬局やドラッグストアで簡単に手に入る目薬。
使い方や保管方法を間違わなければその効果は絶大です。日々の目の疲れや花粉によるかゆみ等に是非利用したいですね!
しかし症状によってはかなり重篤な場合など、市販の目薬では間に合わないこともあります。
不安な時は専門の医療機関にかかり、適切な治療をするようにしましょう。
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