
- どうして子供は幼稚園を嫌がるの?
- 嫌がりだしたらどう対処すればいいの?
目次
子供が幼稚園に行くのを嫌がる原因は?
では具体的に、考えられる原因をいくつか挙げてみましょう。- ママと離れるのが寂しい
- お絵かきやかけっこなど、苦手なことがある
- 行事前の緊張感や練習による拘束
- お友達関係
- 体調不良

ママとはなれるのが寂しい
幼稚園の先生は、補助の先生を含め多くても3人、基本的には1人で10~20人近い子供達を見ています。 話を聞いて欲しい、自分の方を見て欲しいと思った時に、まずは僕を見て!私を見て!とアピールできるか。 またアピールできたとしても、先生方は沢山の子供たちを相手にしているので、一人ひとりが満足できるコミュニケーションが取れるとは限りません。 しっかりして見えても3~5歳。まだまだママに甘えていたい時期ではあるのです。お絵かきやかけっこなど、苦手なことがある
幼稚園での「終わりの会」「お帰りの会」などでは、先生方が「今日は○○したね。明日は○○しようね」などと明日の予定をお話しすることがよくあります。 ただの予定確認ではなく子供たちに明日への期待を持たせる意味でもあるのですが、その場やおうちに帰ってからは何でもない顔をしていても、朝になって眠い目をこすって用意している時にふと思い出すものです。 「今日幼稚園でやる○○、前にやったときうまくいかなかったなあ、やりたくないなあ、行きたくないなあ」と。 また、前にその事柄をしたときの何気ない先生やお友達の一言に傷ついてしまったという可能性もありますね。行事前の緊張感や練習による拘束
幼稚園では、運動会、音楽会や生活発表会など沢山の行事が一年間に組み込まれています。パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんが見に来てくれるとなると子供たちも張り切って練習することでしょう。 しかし、- 学年が上がるにつれて1人で何かをする(劇での一人一役など)
- 難しい楽器を担当する
また、
- いつもの自由遊びの時間がその行事に関する製作だった
- そもそもの自由遊びの時間がなくなってしまった
お友達関係
どこまで親が介入していいのか、ママ友問題は・・と頭を悩ませてしまうお友達との関係。 例えば、- 思わず叩いてしまった
- 叩かれた
- おもちゃの取り合いで泣いてしまった
また、お友達との問題は相手がある話ですから、迂闊に自分の子供だけの話を聞くわけにもいかないですし、話したがらないこともあります。
体調不良
集団行動のため、どうしても流行りの感染症にはかかりやすくなりますし、知らない間にかいた汗で冷えて風邪をひくことも多くなります。 また気をつけたいのが、幼稚園に行く直前に「お腹が痛い」と言い出したりすること。「仮病かな?」と思わず疑ってしまうこともありますね。しかし、上にあげた4つの原因などが元になって本当にお腹が痛くなっていることもあるんですよ。
嫌がる子供への対処方法は?
では具体的にどう対処すればいいのか、親としてどんな声掛けをするべきなのかを考えていきましょう。ママと離れるのが寂しい時は?
まずはおうちで沢山抱きしめてあげてください。 「おかえり!」とギュー。「たのしかったね!」とギュー。 幼稚園を頑張った、よくやったという認識にするよりも、「幼稚園は楽しいところ」と子供が思ってくれるのが一番です。 「今日も楽しかったね!何が一番楽しかった?」と聞くと、きっと一日を思い出して「ダンゴムシをみつけた」など小さなことでも楽しみを思い出にできるはずです。 それを積み重ねていけば、ママに伝えるために沢山の楽しみ探しをしてくれるかもしれません。朝離れたがらないときは、
- 今日楽しいこといくつあるか数えておいで!
- ママも○○ちゃんにお話できるように楽しみ探ししてくるよ!
- 忍者ごっこにしたり
- 戦隊モノのミッションにしたり
- 探検家にしたり

お絵かきやかけっこなど、苦手なことがある場合
誰にでも得意不得意はあります。 楽しんでやっているように見えても考えて考えてやっていることもあるものです。 「今日は何するの?」と聞き、子供の苦手分野だったときはママが魔法使いになりましょう。 「ママが魔法かけるからお手手貸してみて」と。「○○ちゃんは○(苦手なこと)がすごく上手だよ。ママより上手かも!」と明るく言って自信を持ってもらいましょう。行事前の緊張感や練習による拘束
園からのお便りがあるので、どんな行事が近いのかなんの練習をしているのかは把握できますし、子供からも「こんなことをやるよ」と聞いていると思います。 おうちでもたくさん練習している子などは急にスイッチが切れてしんどくなってしまうことも。 「今日は幼稚園での練習ができたらおうちで一緒に○○のビデオみようか」 「ママと一緒にご飯作ろう」 と全然行事とは関係ないことを提案し、帰ったあとのお楽しみにするのがいいかもしれませんね。 「○○ちゃん、音楽会の練習頑張っていてすごいなあ。でも大好きなお団子遊びがしたかったら、帰りに公園に行こうね」と自由遊びを我慢して頑張る子供に息抜きをさせてあげることも大切です。友達関係の場合は
子供から多くのことを聞き出すのは難しいかもしれません。 少しだけ話を聞いて「嫌なことがあったらママに言ってね」と伝えましょう。 いやなことを言われたのなら「○○くん(お友達)はこう思って言ったのかもしれないね。嫌だったね。でも○○ちゃんもこうやって言えばよかったね」とやんわり伝えます。 言った方のお友達は言ったことも忘れていつの間にか一緒に遊び出すこともありますし、一連のいきさつを先生に話して、子供たちに任せましょう。 仲直りも大切なコミュニケーション。楽しみをお友達と共有できるような声掛けをしましょう。体調不良だったら
体調不良を訴えているばかりは、無理やり行きなさい!とも言えませんよね。 熱を測って顔色が良さそうなら、幼稚園での話を聞いてみましょう。上記の原因などが影に隠れて体調不良を起こしていれば、なにかヒントがあるかもしれません。親子のふれあい遊び もちつきペッタン♪
おうちで前向きな声かけを

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