子供が好きで、子供に携わる職に就きたい!と思う人は、実は結構います。
今は専門学校や短期大学でも幼稚園、保育園で働くために必要な資格を取得できるので、転職や子育て後の就職も考えることが出来るんです。
一見子供を預かる、同じような仕事に見える幼稚園教諭と保育士ですが、具体的に何が違うのでしょう。
今回はそんな疑問を解決していきたいと思います!
保育士とは?
まずは保育士について見てみましょう。
保育士になれるまでにはどういう過程があるのか、どういう資格が必要なのか・・・気になることがたくさんありますね!
保育士になるためには?
保育士になるために必要な資格は保育士資格です。専門学校や大学に通う場合、実習に行くことが必須となります。
- 保育実習1 10日以上 かつ 80時間以上
- 保育実習2 10日以上 かつ 80時間以上
- 施設実習 10日以上 かつ 80時間以上
最低でもこれらの実習が必須であり、4年制の大学になるともう少し増えてきます。
また、実習をクリアすればいいだけではなく、実習先での知識不足などがないよう授業での単位が足りていないと実習に行くことが許されないことがほとんどです。
保育実習1、保育実習2共に保育園での実習になります。施設実習は乳児院、児童養護施設、知的障害者(児)施設での実習です。
私の経験上、ヘトヘトで帰ってきたあとの毎日の日誌や、設定保育と言って一から保育内容を考えるのは大変ですが、子供たちや施設の方々と触れ合うのは本当に貴重な経験になりますよ。
保育園の管轄や保育士の役割
保育園は、厚生労働省の管轄にあり児童福祉法、保育所保育指針に基づいた保育をしています。
そして仕事や病気などで保護者が保育をできないとき、代わって保育をするのが保育士の仕事です。
子供の発育過程に合わせた援助や遊びをし、成長を手助けしながら関わっていくのが主な仕事であり、子供の生活の場にあるといえます。
幼稚園教諭とは?
沢山の行事があるイメージの幼稚園。幼稚園の先生は一体どういう資格を持っていて、どういった仕事内容なのか詳しく見ていきましょう。
幼稚園の先生になるには?
幼稚園教諭になるには三種類の免許のどれかが必要になります。
- 幼稚園教諭2種免許状(短大、専門学校卒)
- 幼稚園教諭1種免許状(4年制大学卒)
- 幼稚園教諭専修免許状(大学院または専攻科卒)
免許を取るには一定の単位を取得する上で実習も必須です。
期間は4週間で、見学実習から始まり部分実習(30分や1時間など限られた時間の中で指導計画に沿って実習をする)、責任実習(1日単位での実習)などの工程をクリアしなければなりません。
幼稚園の管轄や幼稚園教諭の役割
幼稚園は文部科学省の管轄にあり、学校教育法、幼稚園教育要領に基づいて教育をしています。
幼稚園の先生は「教員」という立場に分類され、保育内容も子供たちの豊かな心や想像力などが大きく成長するための手助けをするのが大きな仕事です。
幼稚園教諭と保育士の違いとは?
幼稚園教諭と保育士の違いについてですが、大きな違いをあげると、
- 幼稚園教諭は「教員」
- 保育士は「児童福祉施設の職員」
であること。
管轄も違い、保育内容も似ているようで元になっているものやその目的は違っていることもあります。
また保育時間の違いや費用の違い、行事の違いなどたくさんありますが、子供たちの学力の差はありません。
教育機関だからどう、というわけではなく子供たちは遊びを通して学んでいきます。それは幼稚園と保育園と言わず子供たちの共通点と言えますね。
※いちご|手遊び動画
★幼稚園も保育園も手あそび歌は鉄板!養成期間に沢山の手あそび歌を学ぶので安心ですね。
幼稚園の先生も保育園の先生も子供が大好き!
幼稚園教諭・保育士、どちらの先生も、子供が好きでなければやっていけない仕事です。同時に好きだけでもやっていけない大変な仕事。
しかし、毎日子供たちの純粋な笑顔に触れ合えるなんてとっても素敵な仕事ですよね。
子供が大好きで、是非先生になりたいと思っている方、全然興味のなかった方も、是非保育の勉強を楽しんでもらいたいと思います。
ピアノや絵が苦手で先生になるのを迷っている方もいると思います。
しかし免許を取得するまでの養成期間に先生方が一から教えてくださいます。実は働いている幼稚園や保育園の先生方の半分以上が元々はピアノ初心者なのです。
絵も、ピアノも、子供たちにとって上手い下手は関係ありません。先生がいかに音楽や絵の楽しさを伝えるかなんですよ。
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