そこで、季節ごとの花粉にはどんな種類があるのか?について様々な観点からご紹介します。
目次
花粉症にはどんな種類があるの?
どの時期にどんな花粉が飛ぶのか、どんな特徴があるのか、わかれば対策もできそうですよね。季節ごとに見てみましょう。春の花粉症(3〜5月)

原因
スギやヒノキが大半で、花粉症患者の約7割はスギ花粉が原因と言われています。他にも、シラカバ・ハンノキ・ケヤキ・コナラなどの樹木、カモガヤ・ブタクサ・ヨモギなどの草花の花粉も原因であることが知られています。ピーク
2月から飛散の勢いを増すスギは、3月をピークとし、4月中旬まで猛威を振るいます。ヒノキは3月下旬から4月中旬、その後5〜6月にかけてイネ花粉がピークを迎えます。手を変え、品を変え、やはり春の花粉は容赦がないですね。◎物凄い量の花粉です!恐ろしい…。
しかし、北海道は本州に比べてスギ花粉はほとんど見られず、ハンノキ花粉症やシラカバ花粉症の患者さんが多いと言われています。
特徴
言わずと知れた、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど、辛い症状はご存じのとおりです。それに加え、シラカバやハンノキをアレルゲンとする花粉症は食物アレルギーを発症しやすく、果物を食べると口の中が腫れるなどの症状が特徴的です。対策
花粉が体内に入って来ないように、マスクや眼鏡の着用、家に入る前に花粉を掃うなど、花粉に触れないようにしましょう。夏の花粉症(6〜8月)

原因
この時期の花粉症のアレルゲンはイネ科の植物であることが多いです。8月後半ごろはブタクサが飛散を始めます。ピーク
スギ花粉の飛散が終わる5月ごろから飛散し始め、6〜7月にピークを迎えます。その後8月後半に前述のとおり、ブタクサが飛散します。特徴
夏の花粉症は、6〜7月のイネ科の植物がアレルゲンの場合は皮膚のかゆみなど、全身症状が出やすいです。8月後半からのブタクサは、スギ・ヒノキ同様、鼻や目の症状がメインです。対策
ブタクサなどの草本植物の花粉は、スギやヒノキのように何10kmも飛散することはありません。広がっても数10mほどの範囲までですので、アレルゲンの植物には近寄らないようにすれば、花粉を避けることができます。秋の花粉症(9〜11月)

原因
ヨモギやブタクサの花粉がメインです。他にもキク科のセイタカアワダチソウ、クワ科のカナムグラ、イラクサ科も飛散しています。ピーク
8月後半からのブタクサが続きます。特徴
秋の花粉症は、季節の変わり目と重なることもあり、鼻かぜと間違えてしまうことが多いです。春に比べて花粉の飛散量が少ないため、症状は軽いですが、慢性化しやすいと言われています。対策
段々と厚着になってくる季節です。ウールなどの毛織物は花粉が付きやすいので注意が必要です。ポリエステルや化学繊維は花粉が付きにくいのでおすすめですよ。冬の花粉症(12〜2月)

原因
冬は花粉の飛散が少なく、花粉症の方にとっては最も安心できる季節です。冬の花粉症のメインはハンノキの花粉です。2月以降、スギ・ヒノキ花粉が飛散し始めるので、注意が必要です。ピーク
冬の花粉のピークというよりも、春に向かってスギやヒノキが飛散を始めます。早ければ1月中には飛び始めます。特徴と対策
冬は、冬の花粉に対抗するというよりも、やがて到来する春の花粉ピークに向けて準備する期間だと言えます。冬の時期に体質改善として体を温めたり、食事に気を遣ったり、準備期から服用する薬などを始めましょう。花粉は本当に年間通して飛散しているのですね。季節ごとの対策とは別に、もちろんマスク・眼鏡などのベーシックな花粉症対策も忘れずに。
敵を知り、己(おのれ)を知れば、百戦して危うからず

- マスク・布団のケア
- 衣類の工夫
- 食べ物、飲み物などの生活習慣を整える
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